こんにちは、ツイてる坊主です。
本日の斎藤一人さんの教えは、「一人勝ち戦略」という、今後の日本経済を活性化していく上で、商人にとってとても貴重なお話になります。
一人勝ちといっても、自分だけがうまくいけばいい!という内容ではありません。
まず、ひとりさんがおっしゃっている一人勝ちとは、何か新しいことを始める時や現状を好転させたいと思った時に、最初は自力で取り組む必要があるということです。
それで、自力ありきで、その後に必ず「他力」が伴ってくるということなんですね。
例えば、今住んでいるこの街を活性化させたいと思ったら、みんなで集まって力を合わせて何とかしましょう!といった展開になりがちかと思います。
ですが、ひとりさんの戦略としては、まずは自力で自分自身に何ができるか。最初の最初は、自分のことだけを考えていいんです。
極端な話、ホテル経営をしている方であれば、他のホテルが全部潰れたとしても、自分のとこだけは流行っていて、お客さんがバンバン来ているような状況を作ること!!
そうすれば、自分が助かるのはもちろんのこと、その経験やノウハウを周囲の人にシェアすることで、関連業者みんなを助けることができます。
例えば、そのホテルが納めている魚屋から八百屋から何から何まで、たった1軒のホテルが人気になるだけでみんなが元気になっちゃうんです。
しかも、ホテル1軒が繁盛すれば「あのホテルは何でうまくいってるんだろう」って、他のホテルも真似するようになりますよね。
これがまさに、自力から他力へとつなげる、ひとりさん流の『一人勝ち戦略』なんです。
一人勝ちする人間がたった一人、または、たった一軒でも出てくれば、その周辺全体が助かります。
これって当たり前のようで、なかなかできていないケースが多いのではないでしょうか。
特に日本人の気質としては、最初から「みんなで協力し合って頑張っていきましょう」という形で、意見調整を重ねながらバランスをとるのが正解だと考えることが多いです。
Aさんの意見、Bさんの意見、 Çさんの意見をうまくまとめて調和を図る傾向にあります。
しかし、うちにはこんな事情があるんです!うちはこうでなきゃダメだよ!といった意見を調整しているうちに、せっかくのチャンスが逃げてしまうかもしれません。
だから、まずは「俺はこのやり方でやるんだ!!」と一人で立ち上がる人間が必要なんですね。
ちなみにこの考え方は、斎藤一人さん独自の戦略というわけではありません。
ひとりさんが、時代の流れを読み解く中で、あくまで「今のこの時代に沿った思考」をお伝えしているものです。
もちろん、賛否両論いろんな考え方はあると思います。
ただ、一つ言えることは、必ず商売で成功している人は初めから「他力」に頼ることはしないということ。
例え、居酒屋にお客さんが一日3人しか来ないとしても、まずは自力で「その3人を喜ばせること」に全力を注がなければならないのです。
確かに新規顧客の開拓も必要ですよ。
ただ、一人勝ち理論としては、その3人のお客さんを全力を喜ばせることで、今度は友達を連れてくるかもしれないし、ネットで口コミ評判が広まって人が集まってくるかもしれません。
それを目の前にお客さんがいるのに、「このままで大丈夫かな」「今のままだとヤバいよ」と、いろんな人に協力を仰いでいると、その3人さえ来なくなってしまいます。
だから、お金をかける戦略をとる前に、1銭もかからないでできることをやるんです。
これは商売に限らず、いろんなところに応用が利く考え方ですので、ぜひ試しに実践してみてくださいね。
斎藤一人さんには、10人のお弟子さんがいるのですが、一人さんは、いつもその10人のお弟子さんが幸せになることを考えているんだそうです。
これがもし、新規のお弟子さんを獲得することに目がいっていたら、今目の前のお弟子さんはあっという間に離れてしまっていたでしょう。
サラリーマンが副業をやる時でも、転売やネットショップなどで1件数百円の利益が出たとしたら、もっともっと利益を増やしたい!という気持ちになるものですが、商品を買ってくれたたった一人のお客さんを大事にすることも忘れてはいけません。
今目の前のお客さんに喜んでもらうことができれば、新規のお客さんを集客した時も喜ばせることが可能です。
ひとりさんが創業した銀座まるかんでは、商品を売るための説明だけでなく、お客さんの手相を見たり相談に乗ったりと、ありとあらゆる方法でお客さんが喜ぶことに焦点を当てています。
そうやってタダでできることを一生懸命やっていると、お客さんが喜んでくれれば必ず回りまわって売り上げが上がるようになってくるんです。
もちろん、どのお店でも同じことは考えていると思いますが、その一つ一つのサービスは、売り上げのためですか?お客さんのためですか?
第一にお客さんのことを考え、売り上げは後からついてくるものという見方をしているでしょうか。
売り上げのための笑顔と、お客さんのための笑顔では、相手に伝わる印象が全く違うものになってきます。
また、「どうやったら儲かるんだろう」ってことばかりをじーっと考え込んでると、仕事が楽しくなくなってくるので、その暗くて重い波動がお客さんを遠ざけてしまうことになります。
世間一般的には、1円でも安ければ儲けが増える!と考えが正しいかもしれません。
でも、目には見えない重苦しい考え方が貧しい結果を生み出しているのであれば、得ることよりも与えることに専念する必要が出てきます。
例えば、スーパーの実演販売でお客さんを喜ばせるというアイデアは、1円安くすること以上の価値を与えることができます。
しかも、自分も社員もお客さんも、全方面に喜びや楽しさを提供することが可能です。
それが回りまわって、後から収益になって還ってくるという考え方が、成功者の生み出す豊かさの循環になっていくわけです。
今回のお話で出てきた一人勝ち戦略は、自己中のワンマン経営のことではありません。
みんなで生き残りましょう♪ではみんなが潰れてしまいます。
たった一人、覚悟を決めて立ち上がる人間がいればこそ、たった一つの成功事例から大きく展開していくことができるのです。
なので、「まずは自力で一人勝ちしましょう!」。そうすれば、自分だけでなくみんなも助かるから!!という、とても深い内容です。
これからは、儲けようと思ってお金を追いかけても、儲けは逃げていく時代!
斎藤一人さんのこの言葉、ぜひ参考にしてみてくださいね。
欲を持つこと、知恵を持つことは大事なことなので、その欲や知恵を「得ること」ではなく「与えること」に特化するのがポイントですので、ぜひその辺りを参考にして頂けたらと思います。
本日も最後までお読みいただきありがとうございました。感謝してます^^