斎藤一人さんが語る「1から始める」思考とは
こんにちは、ツイてる坊主です。本日は、斎藤一人さんの「成功の道」という教えの解説になります。
ひとりさんが教える「成功の道」を学ぶ上で、まず知っておくべきことは、この世のすべてが「1から始まる」ということ。
宇宙が誕生した瞬間に、最初に響いた音が「あ」であり、その「あ」が凝縮している場所こそが私たちの「頭(頭脳)」です。
頭には無限の可能性が宿っているため、私たちは知恵を使うことで、次々と新しいことを生み出していくことができます。つまり、新しいアイデアや行動の源泉となるのです。
この教えで、ひとりさんが伝えたいことは、「どんなに失敗していようが、今この場所から新しく始めればいい」ということです。
多くの人が「うまくいかない」「もっと条件が整ってからにしよう」といって一歩を踏み出せずにいます。でも、斎藤一人さんはそうした考え方にストップをかけ、「今ここ」こそが出発点だと教えてくれました。
たとえば、今までの人生がまったくうまくいかなかった人でも、「よし、今日から笑顔で人に挨拶してみよう」と思った瞬間が“1”なのです。特別なスキルや資金、経験がなくても、「ありがとう」「ツイてる」と言葉を変えることからスタートできます。
すべての始まりは「今の自分がいる場所」から。その地点を「1」と認識することが、成功のスタートラインとなるのです。
斎藤一人さんが示す成功の方向と試練
人は本来、幸せへ向かうように設計されています。しかし現実には、進むべき方向を取り違え、努力を重ねても成果に恵まれないことがあります。
斎藤一人さんいわく、どの道を歩むにしても困難はあるけれど、幸せの道を歩んでいるのであれば、一つ困難を乗り越えるたびに神様からご褒美がもらえるんだそうです。
逆に、困難を乗り越える度に、また次の困難や苦労ばかりが待っているという場合は、即座に軌道修正しなければならないとのこと。
努力をするのが悪いわけではありません。でも、苦しい中で我慢の努力を続けている場合、どれほど汗を流しても報いしか訪れません。
その運命の分かれ道の判断基準は、道に迷った時に、正しさではなく「楽しさ」を優先することです。正しい道はたくさんありますが、その中で、いかに自分の感覚に一致した『楽しい道』を選べるかにかかっているわけです。
ここから、さらに具体例を挙げながら解説したいと思います。
まず、成功の道を選んだ人には、成長のための試練がやってきます。それは「ご褒美に続くステップ」であり、乗り越えるたびに「よく頑張ったね」と神様からの報酬がもらえるようなイメージです。
たとえば、新しい仕事に挑戦する中で戸惑いやミスを経験することはあります。でもそれを乗り越えた先に、「信用される」「売上が上がる」「人が喜んでくれる」といった喜びが待っています。
一方で、間違った方向に進んでいる場合にも困難は訪れます。けれどもその困難は、あなたに「方向が違いますよ」と伝えるサインであって、乗り越えても「報い」しかやってきません。
報酬と報い、同じ「報」という字を使っていても、その意味は天と地ほどの差があるんです。
たとえば、人をだましてお金を得ようとした場合、一時的に成功したように見えても、必ずあとで大きなしっぺ返しがきます。それは、詐欺に関わった人がその後裁かれるのは、「報い」を受けたということ。
つまり、どんなに努力しても、道を間違えたままでは報酬は得られない。困難が繰り返しやってくるようであれば、「これは自分に与えられたご褒美への道なのか、それとも報いなのか」と、一度立ち止まって考える必要があるのです。
斎藤一人さんが説く「我」を手放す知恵とは
一人さんが何度も口にするのが「“我”を手放しなさい」という教えです。この“我”とは、意地、頑固さ、こだわり、自分の考えだけが正しいという思い込みのことです。
我が強いと、宇宙高次元から届くサインやメッセージを素直に受け取ることができません。
具体例として紹介されているのが、暴力を振るう夫のもとに帰ってしまう女性の話です。彼女は「旦那のおかげでお経と出会えた。だから感謝しないと」と、ある意味美しい解釈をしています。
しかし、実は「我」が作り出した都合のいいストーリーだったのです。本来、暴力を受けること自体が間違っており、そこから抜け出すことが正しい道なんですね。
一人さんははっきり言います。「そのまま帰ったら、またもっとひどい目に遭いますよ」と。つまり、「変なこじつけで今の現実から目をそらしてはいけない」ということ。
ビジネスの例では、ツカサのウィークリーマンションの社長の話が出てきます。バブル崩壊のサインが新聞や週刊誌に出ていたのに、自分に都合の悪い情報は見ようとしなかった。その結果、負債を抱え、事業が破綻してしまったのです。
人はうまくいっている時ほど、自分の判断が正しいと思い込みがちです。ですが、本当に成功したいなら、「自分は間違っているかもしれない」と一度疑ってみることが大切だと一人さんは教えてくれました。
斎藤一人さんの教えを日常で活かすコツ
最後に、斎藤一人さんが語る「成功の道を歩くための具体的なコツ」についてまとめます。この話は、決して難しい内容ではありません。
一人さんがよく言うのは、「ニコニコしてるかどうか」です。営業でも、お店でも、家の中でも、どんな場面でも笑顔は成功の鍵なんですね。
嫌な顔をして接客している人と、明るく挨拶している人とでは、天と地の差があります。言葉も「ツイてる」「ありがとう」「感謝してます」といった“天国言葉”を日常的に使うことで、運気が自然と上向いていきます。
また、困難に出会った時には「これはご褒美に続く試練なの?」と自問するクセを持つことです。「何やっても報われない」と感じたら、その方向が本当に正しいのか、もう一度見直してみる。
これが斎藤一人さんの教える“人生の舵取り”の仕方です。
そして何より、「人生は今ここから変えられる」という前向きな姿勢こそが、成功の道の最大の武器なのです。
何度でも出発点に立ち返っていい。自分を責めるのではなく、「1から始めよう」と小さな一歩を踏み出す。そうすれば、神さまはちゃんとご褒美を用意してくれています。
明るい笑顔、素直な心、正しい方向。この3つが揃ったとき、人生は驚くほどスムーズに流れ出すのです。