新時代の価値観は「一人勝ち」に変化していく!【斎藤一人】

こんばんは、ツイてる坊主です。

本日は、斎藤一人さんの「一人勝ちできる時代に突入」というお話について、解説いたします。

ひとりさんによると、この世は1000年周期で価値観が変わっているということで、つい10年ほど前からその価値観が大きく変わり始めているんだそうです。

昔は、各県に藩があって藩が統一されて明治政府になった時、一つの国家になり、「国家主導型」でいろんなことをやってきました

政治があり官僚があり、それから土地をいっぱい持ってる人がお金持ちになり、銀行や商社もでかいところがうまくいっていましたよね。

しかし、今ではその価値観が変わり、大きいところが全部ダメになってきたのです

政府が主導して何かやってもうまくいかず、国自体が赤字。銀行も赤字。そして、土地を持っている人も売れない上に税金はとられるなど、全部がひっくり返ってしまいました。

そこで、ひとりさんいわく、これからの時代は『一人勝ちの時代』に突入していくとのこと。このことを一人でも多くの商人が覚えておく必要があるんだそうです。

ただ、一人勝ちといっても「自分だけが成功すればいい!」という意味ではありません。

あなたが一人勝ちをすることで周りのお店が助かります。そして、世の中を明るい道に牽引することができるという意味です。

なので、全ての始まりは、たった一人の人間が立ち上がるところから始まり、そこが全ての起点になるということがいえます。

実際に、多くの会社がこの不況下で赤字になったり、どんどん倒産してしまっている中で、斎藤一人さんの銀座まるかんは黒字経営を継続しています

その理由は、「うちのお店だけでも流行らせてお客をバンバン呼び込むんだ!」という前提で動いているからです。世のため人のためにというのは、自分達が助かっていればこそできること。

だから、「皆で一緒に考えて何かやろうよ」とか「地域活性化のために政治家に働きかけてみよう」とか、そういった考え方は初動の段階では持っていません。

一見、経営理念としては正しいように思いますが、それだとうまくいかないんです。

では、なぜたった一軒のお店が、一人勝ちをすることにそこまでの価値があるのでしょうか。

実は、一軒のお店が流行ると「自分達もその方法を真似しよう!」ということで、周りのお店もその波に乗るので、結局はみんなが助かることになるんです

この話は、一般的にいわれる競合を避ける考え方とは真逆の発想になります。ライバルとの競争に勝てばいい!ではなく、自分達が潤うことで競合となる会社も助かる!という考え方です。

つまり、「独り占め」をするのではなく、「一人勝ち」をすることに大きな意味が出てくるということになります。

ただ、これが最初から「みんなで一緒に仲良くやりましょう」となると、各々がいろいろな事情を主張するので、そうなると全部がうまくいきません。そして、その間にチャンスがなくなってしまうんです

なので、勇気を出して「私はあなた達とは違う道を歩みます」と、一歩踏み込んだお店が助かり、結果的に周りのお店も助かるようになるのです。

そこで重要なポイントとなるのが、『いかにお客さんから喜ばれるか』という点です。この話すると、「うちは精一杯お客のことを考えてますよ!」と思われるかもしれません。

しかし、厳しい言い方をすると、考え方がズレているからうまくいっていないのです

例えば、居酒屋をやっていて、だんだん暇になってきたとします。一日にお客さんが3人しか来てくれない。このままだと潰れてしまう。その時、あなたはどんなことを考えますか?

新しいサービスですか?新しいお客さんですか?新しいアイディアですか?実は、その考え方自体に大きな間違いが隠されています

この話を信じて実践できる人は1割もいないと思います。でも、これが真実だと確信を持てる人は再起を図ることができるでしょう。

『斎藤一人さんなら、一日にお客が3人しか来ないなら、その3人が喜ぶことだけを全力で考えます。』

商売の秘訣は、今も昔も変わりません。目の前のお客さんを喜ばせればいいんです。その考え方には「愛」がありますよね。愛のある人が必ず最後は成功します。

それを目の前に客がいるのに、「このままじゃ大丈夫かな。。」って言っていたら、その3人だって来なくなってしまうかもしれません。

だから、不況の時こそ「新規顧客の獲得」よりも「今いるお客を大事にすること」が必要になるのです。もちろん、新規顧客が必要ないと言っているわけではなく、成功者の考え方としての話です。

斎藤一人さんのこの教えは、本当に信じがたい話かもしれませんが、お店を訪れる人にとっては、たった一つの喜びがあるだけで、心が明るくなり、楽しくお金を使うことができます。

一般的な商人の視点では、「1円でも安く売ればお客は喜ぶだろ!」とそう考えるでしょう。でも、それは本当にお客さんのためですか?

「お店の売り上げを先に考えたって同じでしょ?」と思われるかもしれませんが、決して同じではありません。売り上げばかりを優先していると「値下げの発想」しか出てこなくなります

例えば、デパートで行われるまぐろの解体ショーは、たいした売り上げにはならないとしても「目の前でまぐろをさばく実演販売」は、お客さんにとっては楽しいものですよね。

また、お店とは関係がない「無料サービス」であっても、例えば「手相」を見てあげるとなれば、喜んでくれる人もいるでしょう。そこに何の意味があるの?という発想には、成功者に共通する「愛」がありません。

『お客さんはどんな時に喜んでくれるんだろう』という視点に全コミットすると、その「喜んでほしい!」という動機で思いついた発想は、必ずお客さんに伝わるものです。

そして、本当にお客さんに喜んでもらえれば、徐々に売り上げは上がります。

日本にはレジャーが少ないといわれますが、唯一のレジャーが「買い物」という人は非常に多いです。日本人は優しいので、喜んでいなくても「ありがとう」って言ってくれるものですが、本当に喜ばれていたら売り上げは必ず上がっていきます。

ちなみに、ひとりさんが10人以上お弟子さんをとらない理由は、今目の前にいる10人の弟子が喜ぶことを常に考えているからなんだそうです

今後も、不況になればなるほど「新規顧客の獲得」を優先する傾向になるでしょう。ただ、本当の成功法則とは、今目の前にいる人に「愛」を持って大切にすること。その上で、新しいことに目を向ける必要があるのです。




コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です