斎藤一人さんは、お弟子さんのことを常に信じています。お弟子さんも一人さんに信じてもらえているからこそ、一人さんと同じように、幸せで豊かな億万長者になりました。
なぜ、斎藤一人さんは、お弟子さんを信じ続けることができるのか。それは、一人さん自身が母親から信じてもらっていたからです。
一人さんは、子供の頃から体が弱く、勉強も嫌いだったので、中学もほとんど行かずに「商人の道」を歩むことになります。その時にお母さんから、「お前は学校向きじゃなくて社会向きだから大丈夫だよ!!」という言葉をかけてもらったんだそうです。
もちろん、中卒で社会に出るということは、相当な覚悟が必要になるわけですが、お母さんのその一言があったからこそ、思い切って新しい世界に足を踏み出せたのだと思います。
こうしたことから、親子関係でもそうですし上司と部下の関係でもそうですが、相手に対して「信じてるよ」という言葉をかけてあげることが、何よりの愛情なんですね。
世の中のほとんどの人は「心配してるよ」という言葉をかけて、心配することで愛情を伝えようとしますが、斎藤一人さんいわく、「心配してる」=「信じていない」という気持ちの裏返しなんだとか。
もちろん、親心だったり部下を育てたい気持ちだったりで、心配する中にも愛情はあると思いますが、受け取る側としては、成功しようが失敗しようが、「自分はいつも信用されているんだ」というその『安心感』が、何よりの心の支えになるものなんです。
僕自身も、子供の頃から親は心配するのが当たり前!という話を聞いて育ってきましたが、その心配している親を見て、さらにその心配や不安の気持ちが、大きくなっていったことを覚えています。
だから、子育てをする中で、いろんな性格の子どもがいると思いますが、世間が何と言おうが学校のテストが良くても悪くても、「自分だけはお前の味方だよ♪大丈夫!信じてるよ!」って、その言葉をかけてあげてください。
「そのままで大丈夫だよ」のこの一言で、救われることもありますからね。一人さんいわく「愛」=「自由」です。自由に動けば失敗することもありますが、当人は「失敗という体験」をしたいだけなんです。
失敗したことやショックな出来事というのは、本人が一番傷ついていて、このままじゃダメだ!ということも本人が一番分かっています。
だからこそ、誰か一人でも、「私は味方だよ!信じてるよ!」って、その言葉をかけてあげる人が必要になってくるんです。
相手を信じた上で、それでも心配なら、この言葉を心の中でお祈りしましょう。
『この人にすべての良きことが雪崩のごとく起きます』
この斎藤一人さんの「人の幸せを祈る言霊」を身近な人の顔を思い浮かべながら唱えていると、その波動が相手にも届きますし、自分自身も幸せな道を歩んでいくことができます。
ぜひ、一日一回でもいいので、実践してみてくださいね。