こんばんは、ツイてる坊主です。
本日の斎藤一人さんの教えは、「困ったことは起こらない」というお話になります。
この話は、一部の人から批判を受けてしまった内容ですが、ひとりさんいわく本当の意味で困ったことは起こらないとのこと。
その理由としては、時に困っている人がいたとしても、その人は本質的な部分では、困っているのではなく「学んでいる」からです。
では、なぜ学びのために、嫌な出来事や不都合な展開を経験しなければならないのでしょうか。
その答えは、人間は「困らないと学ぶ気になれない」からなんですね。
だから、実際に、よく「人の不幸は蜜の味」というように、不幸話には興味関心を持つ人がたくさんいるわけです。
でも本当は、他人を批判している人も完璧な人生を送っているわけではないんです。この世の中に完璧な人など一人もいません。
もちろん、親の考えとしては、子供が将来困らないようにしつけをして、サポートすることによって、幸せにになってほしいと思うのは当然のこと。
やっていいことと悪いことをきっちり教えることが、親の役目であることは間違いありません。
しかし、例えば子供の進路に関しては、その子が一番望んでいることは「経験」なので、その先で困ったことが起きることは、決して悪いことではないのです。
お金のありがたみを知るために「お金に困る」経験が必要な人もいますし、人の心を大切にできていない人が、「孤独になって困る」経験をすることもあります。
そういう見方をすると、神様の視点でみても、人間の視点でみても、最終的には『幸せになる』という一つの目的に向かっていることが、理解できるのではないでしょうか。
また、この話の応用として、ひとりさんがお伝えしていることは、自分の機嫌は自分でとり、人の機嫌をとってはいけないよ!ということ。
これはどういうことかというと、暗い顔をして不機嫌な人に対して、一生懸命機嫌をとっていると、自分の「心の灯」が消えてしまうんですね。
だから、機嫌が悪い人の「悪」に合わせてはいけない。むしろ、暗い人が明るい人に合わせなければ、世の中全体が負の連鎖になってしまいます。
確かに、「人に優しく親切にする」というのは、斎藤一人さんの大事な教えです。これは絶対に忘れてはならない教えですが、それを実践する時は、機嫌をとるのではなく「励ます」ことを意識してみてください。
相手の気持ちを少しでも軽くするために、「どうしたの?大丈夫?相談に乗るよ」と、機嫌をとるのではなく「元気出して頑張ろうよ」と、励ますようにしなければなりません。
この話を聞いても、人の相談に乗ってあげること、じっくりと話を聞いて相手に寄り添ってあげることが一番正しい!と思う人がほとんどだと思います。
しかし、それによって、間違いなくあなたのエネルギーは落ちてしまうことになります。神様は犠牲を嫌います。自分を犠牲にしてはいけません。
少し意地悪な言い方をすると、悩み相談をする人というは、無意識だとしても、相談相手からエネルギーを奪っている側面があるのです。
いつも相談に乗っている人は、周囲から慕われていていい人なのでしょう。
でも、それによって、その人が持つ「優しい心の灯」が消えてしまったら、もう二度と、周囲の人の心を明るくすることができなくなってしまいます。
その点は、相談する側も、相談を受ける側も、十分に注意するようにしましょう。
ひとりさんの教えとしては、自分の機嫌は自分でとること。それで、周りに地獄言葉をまき散らすのではなく、自分で自分の心に灯をともし、人の心が明るくなる言葉を使うこと。