こんばんは、ツイてる坊主です。
本日の斎藤一人さんの教えは、「不況に陥る日本を支えるお金儲けのプロ」についてのお話です。
昔の日本には、土地を買っていれば値が上がる時代がありました。これは商売とは違って、お客を相手にしなくてもお金儲けができるので、一番楽な方法でした。
それがダメになった後、その次に楽に儲けられる方法が「安売り」。この、安売り競争によって、安売りしたお店が、さらに安売りしたお店に負けて潰れていくという現象が起きたのです。
この現象を見た一般世間の目としては、物が安く買えるようになったから「世の中は良くなっているんだ!」という感覚になりますよね。
ところが、物の値段を下げ、人件費などを切り詰め、安売り競争を続けてしまうと、税金を納める人がどんどんいなくなってしまいます。
つまり、安売りはありがたいことですが、納税額が減ると、「福祉」などに回るお金も少なくなってしまうという、そういった問題が起きるんですね。
そこで、斎藤一人さんは、1個1,000円のものを900円で売る方が楽で、1個1万円でもいいから欲しいという人に1万円で売る方は大変だけど、全体のことを考えると後者の考え方が最適であるとおっしゃっています。
要は、売る側も、買う側も、国にとっても、「3方が良し」となるような形にしなければ、福祉でも何でもうまくお金が循環していかなくなるということです。
結局、納税額が減ると、国は他の名目で税金を徴収せざるを得ませんから、「消費税」を上げるなどの対策をとることになります。そうなると、悪循環ですよね。
だから、商人は本気でプロ意識を持ち、お客さんが高いお金を出してでも買いたくなるような商品を開発し続けなければならないということ。
そのためには、「ボランティアだから利益が出なくてもいいのよ!」といった人が増えるようではダメ。その程度の覚悟では、3方良しの好循環を作ることはできません。
なぜなら、ボランティアでなければ、世に出て行かない商品を作っていても、世の中は回っていかないからです。また、本当にいい商品であれば、タダ働きする必要もなくなります。
例えば、今まで500円で売って利益0だったものが、1,000円で売れるようになれば、収入が入り、社員を雇い、給料を支払い、国に税金を納めるという流れが出来てきますよね。
ただ、ひとりさんは決して、ボランティアを否定しているわけではありませんよ?
ボランティアは素晴らしいことですが、そういった活動は「生業の基盤」があってこそ成り立っているということを知っておかなければなりません。