こんばんは、ツイてる坊主です。
本日の斎藤一人さんの教えは、「奇跡の起こし方」というお話です。
人生がうまくいく人は、一点集中で下から上に、焦らずじっくりと努力を続けるという特徴を持っています。
逆に、うまくいかない人の行動パターンは、手数は多いけど的を絞れていないか、上ばかりを目指して下を大切にしていないかです。
昔のお坊さんは、よく「喝!(かつ)」と言って、相手の動きを止めていました。
そうすると、相手はしばらく動けなくなるんです。
だから、昔の町人やなんかがすぐに切られてしまうのは、キャーッとがギャーッとか言ってわめくからなんですね。
それを、相手の目と目の間を見て、一瞬で一点に集中して大きな声で「喝!」と叫ぶと、相手は何もできなくなります。
これはどういうことかというと、人生は何事も、一点に集中して取り組まなければダメということ。
どんな小さな目的に対してでも、一点集中で向かっていくから奇跡が起きるんです。
例えば、ピストルの弾だってそうですよね。一ヶ所に集中して圧縮して一瞬でドンッとやります。
つまり、何か目的や目標を持ったら、焦って次々と手を出すのではなく、まずはジワーっとゆっくりやる。
そうすると、物事はうまくいくようになってると、ひとりさんはおっしゃっています。
これはとてもいい話だと思います。確かに、たんぽぽや草だって一気に地面から押し上げようとすれば、ぐちゃっと潰れてしまいますからね。
それを一点に力を集めて、時間をかけて押し上げることで、あの硬いアスファルトの隙間からでもジワジワと成長する。
もちろん、できない理由を並べればいくらだって出てくるでしょう。
「僕は体が弱いんです」という人もいる。それでも大丈夫です。ひとりさんだって子供の頃から体が弱かったけど、納税日本一になるという奇跡のような現象が起きました。
当時、斎藤一人さんは、死ぬまでに納税日本一になれればいいやと、お弟子さん達に言っていたんだそうです。
そこを目指してやっていたら、翌年にはもう長者番付で一番になることができた。つまり、あっという間に目的が実現したのです。
本来であれば、時間がかかるものですが、なぜ、ひとりさんの場合は早く目的が実現したのでしょうか。
実は、上に上がるためには、下を大切にしなければならないんですね。
最初の目標や目的は遠すぎたらダメ。まずは一番近くをあてる。その次に、多くの人は上を目指そうとしますが、実は逆なんです。
理想的なイメージとしては「ピラミッド」のような三角形。これを作るためには、下の人に自分が持っている知識を出し惜しみなく教えること。
そうすると着実に上に上がることができます。これはひとりさんが神様から教わったこと。
これを、上に上にと、上ばかりみているとピラミッドではなく「棒」のような形になります。
こうなると後ろにひっくり返ってしまうので、注意が必要。世の中を見ていても、今までずーっとうまくいっていた人が急にダメになることってありますよね。
だから、焦らず急がず、一つの目的に向かってジワーッと力をゆっくり与えていくイメージで、自分の人生と向き合っていくことが大切です。