こんばんは、ツイてる坊主です。
本日の斎藤一人さんの教えは、「間違いだらけの成功法則」というお話です。
目標を持って行動していると、加速がついて次々と物事がうまくいくようになってきます。
ただ、その時に一つ、絶対に注意しなければならない大事なことがあるんです。
それは、ひとりさんいわく、売り上げに応じて「苦労」の度合いを増やしてはいけないということ。
例えば、100万の売り上げを3倍にすれば300万になりますが、その目標をクリアするために、3倍の苦労をしてはいけなのです。
むしろ、3倍楽になる方法を考えなければなりません。
「売り上げを3倍にして、作業は3倍簡単にする」。この話を受け入れられる人は、ほとんどいないかもしれません。本当に聞く耳を持てる人だけが参考にしてみてください。
よくよく考えてみるとわかるように、今だって一生懸命やってるのに、売り上げを3倍にするために苦労も3倍にするって、現実的に不可能なことだと思いませんか?労力には限りがありますからね。
一方、何をやってもうまくいく人は、費やす時間や労力ではなく、不可能を可能にする「知恵」を全力で出します。
そして、そのために必要な柔軟な考え方を持っています。
例えば、商品を1個ずつ売っていたのであれば、それを3個まとめて販売するやり方もありますよね。
この手法に変えたからといって、努力や苦労が3倍に膨れ上がることはありません。むしろ商品説明の手間も省けますし、現実的に無理なく売り上げを3倍に伸ばすことができます。
実際に、斎藤一人さんが事業を始めた時は、会社の売り上げを7倍にして、翌年に7倍、さらに7倍と、それを続けていった結果、納税日本一にまで上りつめることができました。
こういう話をすると、「そんなうまい話があるの?ひとりさんだからできたんでしょ?」という人がいます。でも、本当にこの話って非現実的なものでしょうか。
むしろ、世の中が当たり前のように「売り上げを上げるためには、その分の苦労はつきものである」という考え方の方が、物理的に不可能に近いのではありませんか?
もし、その考え方で成功するのであれば、世の中のテクニック本で、すでに多くの人が成功をつかんでいるはずですよね。
もちろん、中には「私は寝ずに努力したから成功した!」という人もいますが、仮に、毎日一切、寝ずに努力したって、1日は24時間ですし、1年で365日という時間配分は変わらない。
ということは、「それ以上の売り上げを継続的にたたき出すことはできない!」ということになります。
斎藤一人さんは、苦労している人に対して、こうアドバイスを送っています。
「苦労するということは、間違っているんです。間違っているから苦労するんです」と。さらに、「正しい答えを出した時に、苦労はありません」と、おっしゃっています。
そもそも、苦労することを美徳する人が多いのは、学生時代にスポーツの部活で、「気合い」と「根性」で努力を続ければ、その努力が、必ずいい結果として実る!という教育を受けているからです。
でも、それとビジネスは全く異なります。商売をやって利益を倍々に増やしている人は、それと同時に、作業を簡単にしているのです。
では、なぜ、これだけ効率的な手法を広める人がほとんどいないのでしょうか。その理由は、「楽して儲ける」という概念を日本人が嫌う傾向にあるからです。
つまり、「苦労や努力こそが美しきもの」という、古き良き時代の考え方がびっちりと脳に入っているんですね。
しかし、それは本当の成功法則ではありません。そこに気付いた人だけが、一歩成功に近づくことになるでしょう。