こんばんは、ツイてる坊主です。
本日は、斎藤一人さんの「辛い過去があっても心は幸せになれる」というお話について、解説いたします。
あなたは過去に心が傷ついた経験はありますか?自分の想いが相手に届かなかった時や、人から何か言われた言葉によって、長い間ずっと苦しんでいる方もいると思います。
それでも、ひとりさんは「心は傷つかない」とおっしゃっています。心が傷つかないとはどういうことなのでしょうか。
まず、人の心(魂)というのは、神様から頂いた分け御霊(わけみたま)というものなんですね。
神様の命を頂いているということ。この神様の分け御霊とは、針の先ほどの大きさの「光」のことで、この光こそが「心の正体」なんです。
だから、その光を傷つけることはできないんです。ちょっとこの話は、理解が難しいかもしれませんが、何となくのイメージで問題ありません。
では、傷つくとはどういうことか?というと、「映写機」を想像してみてください。
映写機というのは中に光がありますよね。それがフィルムを通して光になり、光がフィルムにあたって現実が出てきますよね。
例えば、バスに乗っていた20人が事故に遭い、そのうち3人が体に傷を負ったとします。そうすると、傷ついた人だけでなく、残りの17人も、事故のショックで心が動揺し、傷ついたと感じるかもしれません。
そこで、カウンセリングなどが必要になってくるわけですが、どんなことがあっても、心は光なので傷つくことはないんです。
他にも例えば、子供の頃から、「おまえは元気で運がいい子だね」と言われて育つと、「あぁ、そうなんだ、自分は元気で運がいいんだ」と思いますよね。
ところが、「おまえはおとなしくていい子だね、えらいね!」と言われると、「あぁ、自分はおとなしいタイプなんだ。それが正しいんだ」と思います。
つまり、「傷ついた」と感じるのは、映写機の光(心)ではなく、フィルム(思い)に傷がつくということなんです。
ご存じの方も多いと思いますが、ひとりさんは中学校しか出ていません。
もし、ひとりさんが、社会に出てから損をするんじゃないか、バカにされるんじゃないかと思っていたとしたら、本当に社会へ出た時、それが映し出されていたでしょう。
実際のところ、ひとりさんは、普通の人が高校から大学を卒業するまでの7年間、「自分は先に社会に出て走るのだから得なんだ!」と、そう思っていたので、バカにする人は一度も出たことはないそうです。
それが、普通の人は、人生をカメラだと思ってるので、現実に起きたことが自分に移って心が傷つくと思っているんですね。
でも、本当は映写機型なんです。自分が魂で、思いというフィルムを置く。それが映し出されたものが社会。このように、いろんなことが思いによって移しだされるのです。
じゃあ、思いだけ変えればいいんですよね?という人もいますが、それだけではありません。
思いというフィルムを変えると、これまでとは違った現実が出てきます。自分の思ったことが、自分の光(心)に映し出されて、いろんな人が出てくる。
その時に必要なことは、「思い」と「行動」の2つ。あの世であれば想念の世界なので思いだけですが、この星にいる間は『行動』もセットで考える必要があります。
だから、例えば、女性が「もっときれいになりたい!」と、朝からずっと思っていたとしても、お化粧も何もしなければ現実は変わりませんよね。
赤いセーターが欲しければ、買いに行くか染めるかしかありません。
この世は思いと行動。思っているとチャンスが来るので、そのチャンスに向かって行動することで、ようやく現実が変わるのです。
お釈迦様の教えにも「あなたの想いがこの世を映し出すんだよ」といったものがあります。
だから、会社で上司にバカヤロー!と怒鳴られたとしても、心が傷つくことはないので「思い方」を変えること。
今日はバカヤローを何回言われるだろうかと、ゲームのように考えてもいいですし、「物足りないのでもっと怒ってください」と、攻めの姿勢に転じるのもありです。
このように、物の考え方というのは本当に大切なこと。また、嫌な思いをいっぱいしたのであれば、自分は人に対して絶対にやらないこと。
考え方を変えて、言う言葉を変えると、起きる現象が変わってきます。そうしたら行動してください。行動すれば、絶対に幸せになれます。これが心は傷つかないという話です。