例え「人のため」であっても神様は自己犠牲を嫌う【斎藤一人】

斎藤一人さんの教えでは、基本的に、どんな時でも人に優しくして、親切にするんだよ♪という考え方です。

私も、世のため人のために生きることは「正しいことである」と、子どもの頃から親や先生から教育をされてきました。

ただ、一つ注意点としては、「人の為」と書いて「偽」という漢字になるように、人のためを考えるより先に、まずは自分自身を助けることが最優先なんですね。

自分が助かった上で、人を助けるということであれば問題ないのですが、自己犠牲で人助けというのはやっちゃいけないんです。

例えば、世の中はお金じゃない!と言って、仕事をせずにボランティア活動をしている人の場合、まずは自分の生活を成立させた上で、ボランティア活動をしないと、常に自分自身が無理や我慢を強いられることになります。

ひとりさんいわく、神様は犠牲を嫌うんだそうです。人助けの前に、まずは自分のことを助けるようにしましょう。この考え方は、人生を生き抜く上で、ありとあらゆる場面で必須になってくるかと思います。

身近な人の相談に乗っていたら、相手が上機嫌になって、自分が不機嫌になり、気分が悪くなるというケースでは、まさに今回の内容がぴったりと当てはまるのではないでしょうか。

世の中には、過去の失敗を悔やみ、深く悩み、心配事を抱えている人もいます。将来の先行きに不安を感じている人もいます。

でも、そこで大事なことは、自分も一緒に暗くならないこと。自分一人だけでも上機嫌(上気元)を保ち、相手の心に灯をともすことを大事にしましょう。

夜になって部屋が暗くなったら電気をつけますよね。それと同じように、心配ごとが出た時こそ「安心」に意識を向けて、天国言葉などの明るい言霊を口にする必要があるのです。

人の悪口を言った後に、心が明るくなることはないですし、一時的にスカッとしたところでそれは「豊かな心」とはかけ離れた状態です。地獄言葉の波動から、豊かな現実を引き寄せることは絶対にありません。

本当の意味で幸せを実感するには、愚痴を言いたくなった時こそ「幸せだなぁ♪」って、つぶやく。疲れた時も「疲れたなぁ」とは言わず、「幸せだなぁ」と言うようにしましょう。

これって、やろうと思えば誰にもできることですが、これができる人って、、、本当にほとんどいません。

よく、日本の教育では、昔から「心にも無いことを言うな」と言われたものですが、最初から心で思えなくても大丈夫です。最初は、心で思えなくてもいいので「言葉」を大切にしてみてください。

お釈迦様の教えの中に「はじめに言葉ありき」というものがあります。

斎藤一人さんの天国言葉、「愛してます、ツイてる、うれしい、楽しい、感謝してます、幸せ、ありがとう、ゆるします」。まずは、こうした言葉を口癖にしていくことが第一です。

そんなことで人生変わるんですか?って、人によっては、すぐに変わらないこともあります。

でも、逆に考えると、あなたが今の「不幸な心」になるまでに、5年10年と時間がかかったはずです。赤ちゃんの頃から、今の心の状態だったわけではありませんよね。

だから、理想的な幸せを実感するまでには、それなりの時間がかかると思います。ただ、天国言葉を言っていると、自分の気持ちだけでなく、少なからず起きる現象に変化が出てきます。

その変化に気付いた時、「あぁ、なるほど。これが成功感覚なのか」と、人生がうまくいく時の感覚やコツが少しずつつかめてくるんですね。

人間って悩み、不安、恐怖って、無くならないんですよ。無くしたいと思って、過去に何年も滝に打たれたり座禅したりした人がいて、それでもダメだったんです。

ということは、悩みがあってもいいから明るく生きる。これの修行をするしかないということになります。

焦らず、気軽に、一日一歩ずつでも、前に進んでいきましょう!




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