神様・因果

徳を積む人は一銭の得にならないことでもやる【斎藤一人】

こんばんは、ツイてる坊主です。

本日は、斎藤一人さんの「徳を積んでいる人の特徴」というお話になります。

よく「悟り」という言葉を聞くと、幸せな気分、穏やかな心、悩みのない状態など、そういったイメージを思い浮かべる人が多いようですが、ひとりさんいわく、それは大きな誤解であるとのこと。

なぜなら、自分が落ち着いて、自分が楽になってと、それって全部自分のことですよね。ずーっと自分のことばかりを言っているのは、悟りではなく「エゴ(自我)」なんです。

そうではなく、例えば、斎藤一人さんから聞いた話が役に立ったのであれば、その話を周りの人に教えるとか、本やCDをおススメするとか、こういった行動のことを「徳を積む」といいます。

その結果として、相手がひとりさんの話を好むかどうかは、その人の問題であって、あなた自身が徳を積むかどうかとは別です

あなたにできることは、役に立った本やCDを渡して、できたら相手が興味を持ってもらえるような話し方や伝え方をするというところまで。

だから、あなたにとっては一銭の得にもならないことであっても、愛のある言葉で、まずは、身近な人の役に立つことを実践してみてください。

ひとりさんいわく、お釈迦様の教えでは、いい種を蒔けば必ずいい結果を刈り取ることができ、悪い種を蒔けば必ず悪い結果を刈り取ることになるとのこと。

つまり、例えば、人をいじめれば、いずれは自分もいじめを受けてその痛みを知ることになり、人を喜ばせれば、いずれは自分にもうれしいことが待っているのです。

こういった因果関係のことを「因果の法則」といいます。また、悪い因果の解消をカルマといい、いい因果が返ってくることを達磨といいます。

だから、自分だけが人生を悟った気になって、これまでの知識や経験を人に自慢したり、威張ったり、出し惜しんで人に教えないというのは「徳のない人」がやること。

そういう生き方で一時的に幸せをつかんだとしても、その幸せが長く続くことはまずありません。間違いなく「得る一方で与えない」の考え方は、通用しなくなります

というのも、この宇宙の原理では「バランスの法則」といって、得ることに偏りが出ると、やがてそれが悪因となり、病気になったりお金を失ったりすることになるのです。

中には、「周りに困っている人がいたら助けるけど、困っている人はいない」とか、「人のために何かやっても相手が聞く耳を持たない」と言う人もいますが、その考え方自体に「愛」がありません

ダイエットに成功したならそのダイエット法を悩んでいる人に教え、受験に合格したならその勉強法を後輩に伝え、面白い本を読んで役に立ったなら家族や友人に紹介してあげる。こういったことは、普段から「徳を積む」を意識していなければできないことだと思います

もちろん、無意識にやっている人もいますが、人によっては「自分が努力してつかんだ幸せや成功は人に教えたくない」という器の人もいますからね。

一度行動して、それで失敗したら、今度はまたどんな方法で徳を積めるだろうかと考える。そうやって、「自分が一銭の得にもならないこと」を人のためにしてあげて、徳を積んでいると、やがて自分の人生に得になるような展開が訪れるようになります。

これが幸せのサイクルを作る一番の秘訣です。確かに、知識や経験も大事ですが、心に徳というものを持ち続けることを、決して忘れないようにしましょう。

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