家族に対するとらえ方は様々で、何でもわかり合える存在と感じる人も多いでしょう。

個人的には家族であっても各々が一人の人間として、価値観はもちろんのこと生き方も全く異なるものだと思っています。

例えば、親が子供に家業を強制したり、子供が社会に出て自立しても子離れできなかったりといったケースがありますよね。

それだけならまだ「生きてきた時代による価値観の違い」として受け入れられる面もあります。

ただ、一番子供を傷つけるのは「これまで育ててもらった恩を忘れたのか」という言葉です。

子供は生まれた時から、親のおかげで衣食住を満たされてきたことは間違いありません。

そこに対する感謝や恩返しは確かに人間として当然のことです。

しかし、それを逆手にとって、子供の意思に全く耳を傾けず、自分の価値観を押し付ける行為はもはやエゴとしか言いようがありません。

私はよく「おまえのために」「家族なんだから」という言葉で、様々な強制を受けてきました。

一見、良い言葉、正しい親という見方をされる方がほとんどでしょう。

ただ、本当に人のためを思って言葉を発している人は、ちょっとした価値観の違いに逆上したりはしません。

10回中9回YESと言い続け従い、1回でもNOという対応をとるだけで逆ギレされるというのは、明らかに異常だと思います。

当時、私は自分という存在に意義を感じなくなっていました。

一番問題なのは、こういう話をいくらしたところで、「最後の最後は家族しかいないんだから」と、そこにしか終着点を持ってもらえないことです。

私が今はっきり言えることは、これからの時代、『最後の最後は個人力ですよ』ということです。