本日は、ひとりさんの教えをもとに、「すぐに幸福感が下がってしまう人の注意点」についてお話したいと思います。
斎藤一人さんは本や音声で、『妄想を大切にするんだよ♪』とおっしゃっていて、ワクワクして楽しいことを考えているからこそ、いい引き寄せが実現するといわれています。
おそらく、ひとりさんファンの方々は、毎日天国言葉を言いながら、日々の生活でいつも楽しい妄想をし、幸せを感じられるように心がけているのではないでしょうか。
私自身も、常に幸せを感じたいと思って、心の針を上に向けた状態を保ちながら、明るく生きていこうと前を向いて毎日を歩んでいます。
ただ以前は、ひとりさんの教えが知識として頭にたくさん入っているのに、「なぜ、こんなに苦しい感覚になってしまうんだろう」と感じてしまうことがよくありました。
その時の私は、毎日ネガティブの塊でした。
もっともっとたくさん天国言葉を言って、もっともっと明るく生きて、人に親切にしなければ、前世の悪因が解消されないのではないか。だとしたら、自分は過去にどれだけの悪事を働いたのだろう。
もし、天の神様が本当にいるのであれば、私のこれまでの人生にどんな意味があったんだろう。この自分でどうやって幸せの感覚を持ちながら、生き抜いていけるんだろう。これ以上、自分に一体何ができるんだろう。
このようなネガティブな発想にどっぷりつかり、その泥沼から抜け出せなくなってしまったことがあります。
私は基本的に内向的で、いろんなことを考えてしまう性格です。一人さんいわく、「もともとの性格を変えることは難しいから、そのままの自分で大丈夫!」と思って、今の自分で幸せになることを考えた方がいいとのこと。
確かに、性格の根本的な部分は変わらないものですし、仮に変えようとしても苦しくなってしまうだけなので、結局のところ、自分という素材を生かして、幸せな人生を創造していくしかありません。
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斎藤一人さんから学んだ言霊に、「大げさに考えない」「なんとかなる」「大丈夫」「やってやれないことはない、やらずにできるわけがない」「人生のシナリオは決まっている」など、こういったものがあるので、私は普段こういった言葉を口にしながら、現実を受け入れるようにしています。
しかし、今の自分は気づいているのですが、過去の自分は、毎日、暗い気持ちで地獄言葉を口にしていて、その時は、幸せの方程式みたいなものばかりを追いかけていた気がします。
要は、これが手に入れば幸せになるとか、この夢が叶えば自信が持てるとか、このように、全く「今この瞬間の幸福感」に焦点が当たっていなかったんですね。
また、世の中には、一人さんに限らず、正しいと言われる教えはいくつもありますが、例え成功者の意見であっても、その全てが今の自分に当てはまるわけではありません。
以前の自分は、斎藤一人さんの教えを全て守ることで、必ず幸せの道は開けるはずだ!と思い込んでいたので、自分自身で知恵を使うことよりも、その教えに依存・執着していた部分があります。
というのも、頭の中は冷静に幸せの理屈を理解しているのに、どうしても心では「幸せの感覚」をつかむことができない。なかなか現状に手応えを感じることができない。まるで、自分の脳と心がバトルしているような状態だったんです(笑)
改めて今思うことは、正しい答えは理屈や理論ではなく、自分自身の感覚でしかわからないものなので、そんな時は、一人さんの教えの中でいうと、『スピードと勢い』を一番に意識しなければならなかったのだと思います。
これは仕事で成功するために必要な要素なのですが、人生全般においても、スピードと勢いが伴った行動力がないと、無駄に悩む時間が増えますし、悩みに悩んだあげく、結局物事はどんどん停滞してしまいます。
なので例えば、本を10冊読んで勉強になったつもりでいても、実際に、その知識を行動につなげて経験を積んでいかなければ、「成功感覚」や「手ごたえ」をつかむことはできません。
つまり、『押してダメなら引く』という言葉があるように、実際の行動でいろんなことを試してみて、間違いがあればすぐに修正し、失敗したらすぐに改良し、そして、すぐに次の新しい行動に切り替えていく必要があるのです。
だから、もちろん日々の小さな幸せに感謝することも大事ではありますが、毎日、同じことを繰り返していて、飽きたりつまらなくなったり苦しくなったりした時は、すぐに行動を修正して、新しいものを取り入れていかなければならないんですね。
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きっと私は人一倍、完璧主義だったと思います。絶対にこの生活を守り抜きたい!現状の幸せを維持したい!そう考えれば考えるほど、理屈を優先し、受け身になり、そして最終的に命を絶ちたい・・・と思うところまでいってしまったわけです。
斎藤一人さんの音声で、以前、「創造と破壊」というお話があったように、現状を維持し、さらに向上していくためには、同じことをずっと繰り返していてはダメなんですね。受け身の状態では絶対に守り切れないんです。
だから、あのディズニーランドでも、常にどこかかしらが工事中になっていて、新しいサービスや楽しみを提供し続けていますよね。
もしかしたら、世の中にはこういった創造と破壊の原理に気づきつつも、新たな変化を恐れて、悩んでいる人がたくさんいるのかもしれません。
確かにコロナの影響もあって、今まで以上に、現状維持へ意識が偏るのも無理はないと思いますが、そうやって防御力を高めようとすればするほど、徐々に幸福度が低下していく可能性が出てきてしまいます。
もちろん、新しいものを取り入れるといっても、浪費をして無駄遣いをしたり、無理に苦手を克服したり、そういったことを言っているわけではありませんよ。
そんな大がかりなことではなく、日常生活の中で、ちょっとだけ変えられるものを見つけて、知恵を使い、工夫をこらしながら、自分に新しい刺激を与えていくということです。
例えば、本当に小さなことでいうと、新しい散歩コースを見つけるとか、新しい料理にチャレンジするとか、新しいドラマや映画を観るとか、そういった自然に行動できることで大丈夫!
私自身は、子どもの頃に遊んでいた「けん玉」や「折り紙」をやってみたり、柔軟体操をやる時は、なるべくいつも通りではなく、新しいやり方をいろいろ調べた上で、今までとは違う方法を試してみるなど、そういった工夫をしています。
このように、無理なく新しいものを取り入れるだけで、本当に水を得た魚のように、心が生き生きしてくるのでおススメです。
ただ、気を付けなければいけないポイントとしては、既存の行動には飽きがくるものなので、それを承知の上で実践し、次々と新しいものを取り入れる思考を持つこと。
本当は、一つのワクワクが持続すればそれが一番ですけどね。私の場合は、なかなかそうはいきませんでした。
おそらくほとんどの人は、既存の行動に飽きつつも、新しい行動に対しては、「面倒くさい」「そんな時間はない」「忙しい」と感じるのでしょうが、毎日イライラしたり無気力だったり、そういった幸福感の低い人生を改善したいと思った時は、ぜひ、試しに実践してみてください。
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「既存の行動+楽しい=幸福感が落ちる」というと、あまりに極論かもしれませんが、もし、それで幸せの感覚を維持できるのであれば、何も問題はないと思います。
ただ、あくまで、私は斎藤一人さんから学んだ『微差の追求』の考え方が、今の自分に必要だと感じたので、「新しい行動+楽しい=幸福感が高まる」の思考に切り替えたことで、心の状態を改善することができたんですね。
このシンプルで当たり前ともとれる気づきによって、長くて暗いトンネルをようやく抜け出すことができました。
そしてもう一つ大事なことは、未来にたった一つでいいので、『一筋の光(未来の希望)』を持つこと。人間は、未来にわずかな光でも感じることができれば、それが今日一日を生き抜く大きなエネルギーになります。
この気づきも、世間ではありがちな話かもしれませんが、私にとっては大きな発見でした。
これまでいろんな本を読んで勉強して、知識を蓄えてきたつもりでしたが、それを毎日の生活に生かせたものはそんなに多くありません。
それよりも、自分自身が心の中で感じた気づきやアイディアによって、それが生命線となり、何とかここまで生き抜くことができていると思っています。
斎藤一人さんの教えは、どれも正しいし、どれも楽しいし、どれも必要なものであることは間違いないのですが、人によって、今どの教えが自分に当てはまるのかは、随時、異なるものです。
だから、この令和時代は、「自分はどうなりたいのか」「本当は何をしたいのか」「好きなことは何なのか」、そういった自身の『心の声』に耳を傾けながら、今の自分に必要なものを取り入れていかなければなりません。
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よく人間関係の中で、家族も友人も大切にしているけど、なぜか幸福感と言うところだけでいうと、友人といる時の方が幸せ!という人がいます。
私自身もその気持ちはよくわかるのですが、なぜ、こういった感覚が生まれるのでしょうか。
その理由は、まさに先ほどもお伝えしたように、どちらかというと友人と一緒にいる時の方が、既存の楽しみではなく、新しい楽しみをとり入れているからなんですね。
例えば、家族と一緒に過ごす時間は心地のいいものだと思いますが、毎日、同じ家事をこなすだけの日々が続くと、その生活に飽きて、いつの間にかストレスが溜まっていたりするものです。
また、職場でも居心地のいい環境になれば、「何かと楽だし余裕だな♪」と感じるものですが、ずーっと同じ作業が続くと、モチベーションが下がってきてしまうこともありますよね。
そして、飽きがくるだけでなく、毎日が辛くてつまらなくなったり、イライラや不安を感じるようなネガティブなニュースに振り回されたり、判断基準が『他人軸』になってしまうこともあるでしょう。
一方で、友人といる時は、少し遠くに出かけてみたり、行ったことのないお店に入ってみるなど、日常とは少し違った感覚を味わうことができますよね。
だから、仲のいい家族や職場の仲間と一緒にいる時も、そうやって新しいチャレンジや刺激を求めることができれば、友人といる時と同じような幸福感が得られるのかもしれません。
でも、それがなかなかできないと、「受け身=現状維持」にはならず、家族とはケンカをして仲が悪くなり、友人といる時は楽しくてワクワクする!といった現象が起きやすくなるのです。
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このように、斎藤一人さんの教えを聞いて実践するときは、ワクワクして楽しいと感じるものを選ぶだけでなく、その気持ちを持続させるためにも、何か趣味でも環境でも考え方でもいいので、新しいものを吸収していくことが大事になってきます。
もちろん、万人に共通する幸せの法則があるわけではないので、ずっと同じことを繰り返すだけでも、そこに感謝をして幸せだな♪と感じる人もいるでしょう。それはそれで、その人にとっては幸せの道です。
しかし、それが苦しい!と感じる人にとっては、押してダメなら引くという考え方で、何か新しい変化を自分に与えてあげることが、幸福度を高めることになりますし、それが自分を愛することにもなります。
こういった話をすると、生活がギリギリで新しいことを始めるお金も、精神的余裕もありません!と言う人もいますが、何度も言うように、本当に日常生活の中でちょっとしたことで構いません。
私が意識していることは、一日の中で何か一つでも新しい知識を吸収しようと、疑問に思ったことはすぐにネットで検索するようにしたり、環境の改善でも行動の修正でも、とにかく今までの自分より一歩でも前に進むことを心がけています。
ぜひ、あなたも未来に一筋の光を見出し、新しいものを柔軟に取り入れて、楽しくワクワクしながら毎日を過ごしていきましょう。
そして、斎藤一人さんの教えによって幸せを感じられるようになったのであれば、それを身近な人に教えてみんなで幸せを共有していきましょう。