こんばんは、ツイてる坊主です。
本日は、斎藤一人さんの「本当にすごい人は超能力を必要としない」というお話について、解説いたします。
ひとりさんには特殊な能力があって、だから納税日本一になるほどの大成功を収めたんだ!と、そう思っている方もいると思います。
確かに、子供の頃に光の玉と出会い、それから神様(アメノミナカヌシ様)の声が聞こえるというのは、普通の人には理解できないことですから、私自身も「ひとりさんってすごい人だな!」とそう感じる側面はあります。
しかし、おそらく世の中の99%の人は、神様を見たり、声を聞いたり、直接アドバイスを頂いたりすることはできませんよね。
ということは、その特殊能力を完全に再現することは難しく、精神論として一般に普及させるのは簡単ではありません。。
だから、それよりも、ひとりさんがおっしゃっているように、一生懸命、田を耕してお米を作ってくれる人や、海に潜って魚をとってきてくれる人など、そういった人の方が「すごい!」ということがいえるわけです。
昔、Mr.マリックさんという方が手品で有名になりましたが、もちろん「手品」を見ると「わぁ、すごいな!!」とびっくりします。
また、野球やサッカーなどの試合を観戦する時に、プロのアスリートが一流のプレーをしている姿を見ると、ほとんどの人は「かっこいいな♪」と感動するでしょう。それは当然のことだと思います。
ところが、日常生活の些細なこととなると、お肉を食べても、お魚を食べても、卵を食べても、何の感動もなく、すごいとも思えない。これはちょっとおかしいと思いませんか?
もしかしたら、そこに気付いたとして「だから何なの?」と、反発される方もいるかもしれません。
でも、本当にこの人生を心穏やかに、笑顔で明るく生きられる人というのは、そういう小さなことに幸せを見出すことができる「感性」を持っているのです。
そして、その小さな幸せが決して当たり前のことではないことも理解しています。
例えば、あなた一人の力で毎日、お米、牛乳、豚肉、野菜などの食料を手に入れることができますか?
スーパーもなく、「製造」も「物流」も「販売」も存在しないとしたら、今のまま元気に健康で生きていくことは、ほぼ不可能に近い状態になりますよね。
他にも、椅子や机、お皿、箸、きれいな水、火、調味料など、自分の力だけではどうすることもできないものばかりです。
当然、今着ている服もそうですし、布団だってそうです。もちろん、テレビ・スマホ・パソコンに対しても同じことがいえます。
このように、この世の中で本当にすごいことって、実は身近な所にたくさんあるんですね。すでに奇跡は起きているんです。
だから、確かに世の中には『超人』と呼ばれるすごい人達もいますが、そればかりを「すごい!すごい!」と言って、小さな幸せを大切にせず、人の足元を見て小バカにするようなことは絶対にしてはいけません。
東大の人もすごい、手品師もアスリートもすごい、アイドルもすごい、尊敬する人や憧れる人は魅力的に映ります。その気持ちはわかります。
でも、一度原点に還って、本当にすごいことって何なのか、何か特別なものを持っている人だけがすごいのか、その辺の考え方を見直すことも大事。
精神論というのは特殊な能力がなくてもできます。子育てをしている主婦の方だって、子供にご飯を食べさせ、服を着させ、学校に行かせる。これだけですごいことです。
このことを忘れずに、今一度、感謝の気持ちを持つようにしましょう。