こんばんは、ツイてる坊主です。
本日は、斎藤一人さんの一番弟子、柴村恵美子さんの『「神はからい」あなたは神様に試されている』というお話を要約し、解説いたします。
「想像もつかないぐらいツイてる!」。この言葉を口にすると、想像もつかないほどツイてることが起きます。
これはどういう意味かというと、自分に起きること、自分が見るもの、聞くもの、こういったものの全ては、神はからいによるものなんですね。
ひとりさんいわく、神はからいというのは、自分の魂を成長させるために起きていること。
つまり、自分に与えられたこの人生を楽しく生きるために、そして、あなたが今よりもっと幸せになるために、神様が起こしてくれていることなんです。
それでも人間は、何か問題が出てくると、ネガティブな気持ちになり、怒りや悲しみの感情に支配されることがありますよね。
ただ、一ついえることは、神様が考えることは、人間の想像をはるかに超えているということ。
例えば、あなたに「これは困ったな?どうしよう。。」と、そう感じる出来事があったとします。
実は、それが必ずしも、「天罰」や「神の制裁」というわけではありません。
では、神様は何のために、あなたに試練を与えるのでしょうか。
その理由は、あなたの魂を成長させるため。今のあなたならどうするのか、神様から絶妙なタイミングでテストされることがあるのです。
だから、何か問題が起きた時に、自分では困ったと思っていても、魂は困っていません。
むしろ、自分の中にある魂は、「順調です!」と言いながら、魂の成長過程を順調に進んでいます。
しかし、おそらく、9割の人はこの話を受け入れることが難しいのではないでしょうか。
もしかしたら、こんなに問題が起きて困っているのに、順調に進んでいるだなんて、「ふざけるな!いい加減にしろ!バカにするな!」と、罵声を浴びせたくなる気持ちになる方も、いるかもしれません。
確かに、一体どこが「神はからい」なのか、全くわからないよ!と、そう思ってしまいますよね。
でも、大丈夫です!わからなくても一切、心配はいりません。
大いなる神のおはからいは、「人智を超えているもの」。人間の理解をはるかに超えているのです。
なので、神様が何を思って、この出来事を起こしているのか、わからなくても構いません。
ただ、神様が、あなたに罰を与えようとして、困った問題を出しているわけではない!ということは忘れないようにしましょう。
自分に起きる困った問題は、自分の魂を進化・向上させるためのものであり、『神様の愛』です。
だから、「想像もつかないぐらいツイてる!」と言っていると、神様は、「この人に奇跡を起こしてあげよう♪」と思うんですね。
その代わり、今困っていることが、本当は想像もつかないぐらいツイてることだった!というのは、後からわかることが多いです。
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以前、柴村恵美子さんが、イタリアのミラノから日本へ帰る時に、お店の中で財布を盗まれてしまうという出来事がありました。
こういったことがあると、たいていの人は、大きく動揺し、不安とショックで立ち直れないだけでなく、しばらくは「地獄言葉」を言い続ける日々が続くのではないでしょうか。
起きた出来事に対して、愚痴や悪口、そして、恐怖心が芽生えてもおかしくはありません。
ところが、この出来事、ツイてることだったんです。柴村さんにとって、まさに、想像もつかないぐらいツイてることでした。
お店で財布が盗られたことに気付いた時は、一瞬、頭が真っ白になった柴村さんでしたが、「盗られた財布にエネルギーをとられるのは嫌、心までは盗られたくない!」と強く思ったのです。
そして、「この世には、困ったことは起こらない!」という、ひとりさんの教えを思い出し、心の中で唱えました。大丈夫、大丈夫、大丈夫!!
その時、日本に帰国するまで、どんなことにお金を使うかを、冷静に考え出しました。
必要なお金は、買い物の代金だけ。移動につかうタクシー代は、同行してくれている人が貸してくれる。その日のディナーは招待なので、買い物の代金さえどうにかなればいい。
次に、柴村さんは、自分の会社の本部に電話をかけ、「カードをとめてください」とお願いをした後、お店の人にこう言いました。
「代金は、日本から振り込むことは可能ですか?品物は、後で日本に送ってもらえばいいですから。」
すると、お店の人は、振込も品物の発送も許可してくれたんだそうです。
そしたら、なんと、関税の関係で「税金が戻ってくる」という、想像だにしなかった「ツイてる」ことが起きたのです。
このように、自分が言った肯定的な言葉が「いい現実」を作ります。
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また、柴村さんは数年前にも、置き引きの被害に遭っていて、その時は、スーツケースを丸ごと盗られてしまったんだそうです。
しかも、被害総額は目が丸くなるほどの、かなりな額。
この時は、さすがの柴村さんも、「どうしよう、どうしよう」と、ひどく落ち込んでしまいました。
というのも、金額もさることながら、そのスーツケースの中には、大切なものが入っていたからです。
それは、柴村さんが、初めて稼いだお金で買った宝石。
この出来事に対して、自分はどう対処すればいいのか、最初はなかなか頭が動きませんでした。
気持ちを落ち着かせても、どうしても最悪の展開が頭に浮かんできてしまいます。
しかし、これではいけないと思った柴村さんは、『ツイてる』という言霊を何度も唱えました。
すると、気づいたのです。自分は悔やんでばかりいる。落ち込んで、イライラして、気をとられてしまっている。
自分の心のことは自分がなんとかしなきゃいけない。心まで盗られるのは絶対に嫌だと、強く思いました。
そして今度は、「想像もつかないぐらいツイてる!」と唱えました。
すると、肩にかけていたショルダーバッグのなかに現金があったおかげで、柴村さんはご飯を食べることができ、サウナに入ることもできたのです。
そしたら、次から次と、ありがたいものが思い浮かんできて、怒涛のごとく感謝の気持ちがあふれ出てきました。
これまで、六畳一間の木造アパートに住んでいた自分が、高価なものを買えるぐらいお金を稼げるようになった。
会社は無借金経営でうまくいっている。体は健康でどこも悪くない。
だから、「体一つあれば、何でもできる!」と、自信満々な自分が戻ってきたのです。
被害総額はかなりの額なのに、何も困らない自分がいる。自分は困ってなんかいない。そう思った時、ひとりさんの顔が頭に浮かびました。
「問題が起きても困らないよう、こう考えてみたらどうだい?それがダメなら、別のこのとらえ方はどうかな?」
いろいろなとらえ方、考え方を教えてくれたひとりさんのおかげで、今の自分がいる。ありがたい。
また、女手ひとつで育ててくれたお母さんのおかげで、商売のことや指圧のこと、いろんなことを学ぶことができた。
そして、自分についてきてくれたスタッフのおかげで、お客さまから、たくさんのありがとうを集めることができている。
こうして全てに感謝できた時、柴村さんは、初めて自分を褒めることができたのです。
このように、人は、『感謝の波動』で奇跡を起こすことができます。
あなたの身に起きた、どんな失敗や困った出来事も、それは魂を成長させる階段なのです。
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最後に、柴村恵美子さんが、イタリアから日本に戻るときに体験した、言霊の奇跡について。
イタリアを発つ日、なぜか柴村さんは、朝の3時半ぐらいに目が覚めてしまいました。
予定では、8時半ぐらいにホテルを出るつもりでしたが、何だかわからないけど、早く空港に行こうと、そんな直観がしたのです。
そして、予定を変更して早めに空港へ到着。
空港でお土産を買ったり食事をしたりして、あとは飛行機に乗るだけと思っていたら、出国手続きをしなくてはならないことが判明したのです。
しかも、その手続きをしようと思ったら、ものすごい行列で、このまま順番を待っていたら飛行機に間に合わない!
でも、その時も「大丈夫」。この言葉を自分に言い聞かせていました。
そして、前のほうに並んでいた方に「こんにちは♪」と、さも友だちであるかのように声をかけ、早々と手続きを終え、ギリギリ飛行機に乗ることができたのです。
ところが、その後、また神様に試されていると思う出来事が起きました。
柴村恵美子さんたちは、イタリアを発った後、一度ロンドンを経由して日本へと向かう予定でした。
イタリアからロンドンへ向かう飛行機に、無事に乗れて、ほっと一息ついたのも束の間。
その日、ミラノは小雨が降っていたのですが、飛行機に乗った後、雲行きが怪しくなり、小雨から小雪になったかと思ったら外は猛吹雪。
飛行機は出発が1時間遅れ、ロンドンで乗り継ぐ予定の飛行機に乗れないかもしれない。
そういった中、柴村さんはいつものように、「大丈夫、大丈夫、大丈夫」と、この言霊を100回言いました。
100回目の大丈夫を言い終った時、快晴のイメージが頭にパッと出ました。飛行機が快晴の空を飛ぶところを想像したのです。
「大丈夫!」と言いながら想像し、それから10分ほど経った頃、窓の外を見ると、猛吹雪は小雪になり、除雪作業も終わり、イメージ通りの快晴で、無事に飛行機はイタリアを飛び立ちました。
ロンドンでの乗り継ぎは間に合い、無事に日本へ到着。
おそらく柴村恵美子さんは、仮に、そこで飛行機の乗り継ぎがうまくいかなかったとしても、自分に都合のいい最高の未来を想像していたことでしょう。
あなたも、ぜひ、普段から、自分にとって都合のいい展開を想像してみてください。
起きた出来事は同じでも、全く違うとらえかた、考え方ができるようになるはずです。
そして、不安な気持ちになった時は、いつでもどこでも、「大丈夫、大丈夫、大丈夫」、「想像もつかないぐらいツイてる!」。この言霊を何度も唱えるようにしましょう。