こんばんは、ツイてる坊主です。
本日は、斎藤一人さんが教える「世の中の不況と対策」に関するお話になります。少し前の内容ではありますが、考え方の部分で参考になるところがあれば幸いです。
今回のお話で一人さんは、勝ち組とか負け組という表現をされていますが、これはお金持ちがよくて貧乏がダメという意味ではありません。あくまで、これから世の中の価値観がどのように変化していくのか、その過程を示しているものです。
例えば、以前はちょっとでも「私は成功者でお金持ちです」「裕福な暮らしをしています」といったお金に関する発言をするだけで、嫉妬されたり感じが悪いと受け取られたりする風潮がありました。
しかし、今の時代ではたくさん稼いでたくさん納税している事業家が、たくさんお金を使って経済を回してくれることってありがたいことだよね!といった考え方に変化していきているんです。
このような価値観に変わってくると、うまくいっている人を叩いて出る杭を打つよりも、余裕のある人にはどんどんお金を使ってもらって経済の循環をよくしていこうという流れになります。
確かに日本人の特徴として、「お金持ち=悪」というイメージは強いですよね。人間一人一人がそれぞれの個性を持っているのに、人を褒めるよりも「あら探し」をするケースが多いと感じます。
例えば、あの家の息子は何の能力もないのに家を建ててもらってズルいとか。でも、よくよく考えると、何の能力もないのに一軒家を持てたんだから「おめでとう」ですし、そういう人にこそお金を使ってもらわなければなりません。
そのためには、一人さんのように楽しく仕事をすることが大事になってきます。仕事の楽しさとは、商人としての腕を磨き自分自身を鍛え上げていくことです。
一人さんいわく、商人というのは芸能人と同じで「お客さんからエコヒイキされる」ことでうまくいく世界なんだそうです。この部分のお話は、なるほど!確かにそうだよな!って、納得できるポイントかと思います。
昔はいいものを作れば売れる時代でしたが、今では物が溢れています。だから、何を買うかよりも「誰から買いたいか」というところに焦点が当たるというわけです。
例えば、同じ商品を買うにしても、近くの感じの悪い人のお店ではなく、100m歩いてでも少し離れたお店に行って「感じのいい明るい人」のとこで買おうとか。そういうお客さんからエコヒイキされるような魅力が求められる時代なんです。
また、自分が商売をやっていてどんな社員を雇ったらいいですか?というと、「はい」と素直に返事ができる人。そして、社長の方針に沿って素直に動いてくれる人なんだそうです。
それで、これに関してはなかなか難しいと感じる方も多いかもしれませんが、一人さんの考え方としては部下は20人も30人もいらない。「能力があって性格のいい人」を10人集めればいいんだ!とのことです。
要は、数が多ければいいという話ではなく、何度も何度も採用の場数を踏んでちゃんと見極めができるようになること。そうすれば、例え10人だけであっても優秀な社員が集まれば大成功できるという解釈です。
実際に斎藤一人さんの銀座まるかんでは、一人さんが半年に1回程度しか会社に行かなくても「一人さんのアイデア」によって、数々の人気商品が誕生していますよね。
しかも、一人さんは過去に長者番付のトップ10に何度もランクインをし、納税日本一にも輝いているわけです。
さらに、このコロナ禍においても銀座まるかんの売り上げは伸び続けているといったことが、以前読んだ本の中に記されていました。改めて一人さんって、本当にすごい方ですよね。
ただ、一つ注意点としては、優秀な社員を10人だけ集めて、社長はアイディア出しに専念するというやり方をみんなが真似をしたら、潰れる会社が出てくるという点です。
一人さんの場合は、働き者の10人だけを集めたことで大成功を収めていますが、普通の会社だと上司が目を光らせていなければ、部下が手を抜いたり怠けたりしてしまう傾向にあります。
なので、当然ながら「働き者」だけを採用したいと考えるわけですが、これを実践するには一つのコツがあるんです。もしかしたら、この考え方をブラック企業と勘違いされる方もいるかもしれませんが、誤解の内容に理解して頂けたらと思います。
一人さんいわく、10人いなきゃできないことを7人でやってもらう。そうすると、すごく忙しくなって2人くらいは辞めてしまうかもしれない。
だけど、残りの5人が仕事に慣れてきた時に「倍の仕事ができる」から、売り上げも倍になるという考え方です。
ただ、この話だけを聞くと「自分だったら絶対嫌だな」とか「ブラック企業だろ」という声が出てきてもおかしくはありません。しかし、その残った5人というのはもともとが働き者なので「その仕事が大好き」という前提があるんですね。
もちろん法令遵守で採用しなければなりませんよ。法律はちゃんと守った上で、怠け者に嫌々たくさん働かせるのではなくて、働き者に楽しくたくさん働いてもらった方がうまくいくよ!というお話です。
これって逆の見方をすると、どんなに仕事好きの人でも世の中には「働き者が怒られる」というケースもあるので、そう考えるとすごく忙しいけどやりがいを感じられるような職場に就職するというのは、人によっては大きな幸せを感じられるのかもしれません。
この斎藤一人さんの少数精鋭式は、間違いなく賛否両論あるでしょう。いくら優秀な人材を集めても、社長がちゃんと指導して鍛え上げることができなければ、うまくいかないということもあるでしょう。
ただ、あくまでこういう考え方もあるということです。
ぜひ、商売をやられている方やサラリーマンの方も、柔軟な視点で参考にしていただければと思います。
本日も最後までお読みいただきありがとうございました。感謝してます^^