結果ではなく「過程(プロセス)」に目を向けなさい【斎藤一人】

仕事でも何でも「結果」が出ると嬉しいですよね。

例えば、子供が初めて自転車が乗れるようになった時も努力の結果が出るから喜びます。

ただ、商売をやるとなった場合に、結果を追うかお客の心を追うか、ここで大きな差がついてくるんですね。

こんなの当たり前のことだと思われる方がほとんどかもしれませんが、いざ実践となるとたいてい売り上げに目がいきます。

もちろん売り上げをあげてちゃんと税金を納めるのが事業家としては正しいのですが、物事には段階があって一足飛びに実現するということはありません。

よくいわれるのが「大きな夢や理念を掲げることが大事」。これは間違ってないです。ただ、あくまでこれは精神的な話。

実際に行動に移すとなった時、結局のところ『今の自分が立っている場所から一歩前に足を踏み出す』ことしかできません。

つまり掲げた最終目標を目指すのではなく、例えば、その目標にたどり着くまでの段階を10個に分けて、小さな目標を一つ一つクリアしていくという考え方にシフトするとか、そういった細分化が必要になってきます。

意外とこれができない方が多く、一時的な気持ちの高ぶりだけで大きな夢を描いてしまい、せっかく努力しようと思ってやる気もあるのに、手が届かないことを悟って挫折してしまう。。これって非常にもったいないと思いませんか?

斎藤一人さんの言葉で「夢は小さく、努力は大きく」というのがあります。え?こんなことのために。。と思うようなことに全力で取り組んで確実に一歩前に進んでいく、この成功感覚をつかんでいくことで最終目標にも必ず近づいていきます。

その上で、商売のコツは売り上げ目標ではなく、お客様を喜ばせること。本当に当たり前のことて思うようなことですよね。

ただ、心に余裕がなくなっている人は、毎日のように売り上げのことばかりが頭の中を支配しているんです。

目の前に5人のお客がいるなら、その5人のニーズに応える。これをできない人に新規のお客が集まってくると思いますか?テクニックや裏技で売り上げが何倍にも跳ね上がると思いますか?焦点は常にお客ですよ。

よく本を読んで勉強しているという人がいますが、本当に覚悟を決めて結果を出したいと思ったら、「今のあなたから一歩前進」する以外のステップアップ法は存在しませんよ。現時点で登山口にもたどり着いていないのであれば、山を登る前に基礎や準備が必要なのかもしれません。それでもそこから小さな目標を一つ一つクリアし、小さな結果を積み重ねていくこと。




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