こんばんは、ツイてる坊主です。
本日は、斎藤一人さんから学んだ「現実から目を背けていい気分でいなさい」というお話をしていきたいと思います。
あなたは「現実逃避」という言葉を聞いた時に、どんな印象を持ちますか?
すぐに仕事を退職したり、結婚をしてもすぐに離婚する人を見たりすると、現実から逃げるなんて、弱くてダメな人!と思うかもしれません。
おそらく、ほとんどの人は、嫌なことがあっても、苦しいことがあっても、どんな悩みを抱えていたとしても、「ちゃんと逃げずに向き合うことが、8割型正解である!」と思い込んでいるのではないでしょうか。
しかし、世の中には、他人の心を思いやることのできない「魂が未熟な人」もいるので、そういったおかしな人と出会ってしまった時は、迷わず全力で逃げることも必要なんですね。
例えば、妻に暴力を振るう夫やひどいパワハラをしてくる上司など、そういった困難が襲ってきた時は、一度、その現実から離れなければなりません。
そういった時に、精神論や根性論を持ち出したり、中には、お祓いやお祈り、占い、スピリチュアルなどに頼ったりする人もいますが、まずは逃げることが第一。
家族や知人、友人などに相談をすると、一時的に安心したような気持ちになることもありますが、家に帰ればまた夫に暴力を振るわれるわけですから、一日たりともその環境に戻ってはいけません。
そもそも、幸せなお金持ちとして納税日本一を何年も続けた斎藤一人さんは、決して、苦しいことと向き合い続けた先で、成功したわけではありません。
ひとりさんは、とにかく商売が好きで楽しくて、毎日ワクワクしながら小さな改良・小さな幸せを積み重ねてきました。
また、お客さんを喜ばせ、社会の役に立つことに使命感を持って仕事に取り組んできたのです。
さらに、得た知識や成功の秘訣を出し惜しみなくお弟子さんに伝え、本や講演会などで多くの方に教えてきたんですね。
このように、「嫌なことがあっても我慢しなさい」とか「苦労を努力で乗り越えなさい」といった教えは一つもなく、むしろ、ひとりさんは、「楽しいこと」や「うれしいこと」に目を向けることを大事にしてきました。
ただ、人によっては、「今をいい気分でいたいけど、どうしても周りの人に流されてしまう」という方も多いのではないでしょうか。
そんな時は、いいこと探しやいい気分でいることを、一旦ストップしても大丈夫です。
その代わり、今の自分の状況を俯瞰(ふかん)して、客観的に「今の自分の気持ち」を確認してみてください。
「今日は比較的こういう状態だな」と、自身の状態を把握するだけで、あなたが発する波動はいい方向に変わります。
例えば、悲しみや怒りの感情が湧いてきたら、「あ、またこの感覚が来たな」と、一歩引いた目で自分を見るだけで、ネガティブからニュートラル、要は、マイナスの波動を0に戻すことが可能。
どっぷりと感情に浸ってしまっていた時とは、全く異なるいい波動が出てくるようになります。
それでも、自分を観察することができないくらい落ち込んでしまった時は、ひとりさんもおっしゃっているように、自分に何かご褒美をあげることをおススメします。
温泉旅行に出かけてのんびりするでもいいですし、美味しい食事を楽しんだり、友達を誘って遊園地で遊んだりしてもいいでしょう。
なぜ、このような、自分にプレゼントを与える行動が必要なのか。
その理由は、あまり自分を愛さずに厳しくしていると、味方であるはずの自分自身でさえ、そっぽを向いて「敵」になってしまうことになるからです。
また、自分を愛せない人は、他人のことも愛せなくなるので、自分に厳しくした分、人にも厳しい目を向けてしまうことになります。
だから、世の中には正しい主張を正論として語っている人達がたくさんいますが、本当にあなたのためを思って言っているのであれば、「現実から逃げたらダメ!」という無責任なことは言いません。
そもそも、あなたのことをよく知っているのは、あなた自身ですよね。
あなたが、どんな時に「いい気分」になるのか、一番わかっているのもあなたです。
もし、ネガティブな感情やマイナスな状況になった時は、自由に解釈の修正をしてみてください。
・マイペースな性格であれば、「のろま」ではなく、「慎重で確実に物事を進めるのが得意」と解釈する。
・焦りやすい性格の場合は、「せっかち」ではなく、「頭の回転は速いから体が慣れれば大丈夫」と解釈する。
・集中力が続かない性格の人は、「気分屋」ではなく、「常に全体を見て効率化を図ることができる」と解釈する。
このように、自分の都合のいいように解釈してしまって、何の問題もありません。
決して、他人の評価とは一緒にしないこと。
あなたの「素材」や「強み」を生かせるかどうかは、あなた次第ですからね。
人生の選択肢に『逃げる』という道を用意しつつ、ネガティブな気持ちになっても『解釈の修正』をしながら、日々、明るくいい気分で毎日を生きるようにしましょう。