努力をするから報われないんだという逆の発想【小林正観】

こんばんは、ツイてる坊主です。

本日は、斎藤一人さんが尊敬している、小林正観さんの「努力をするから報われないんだという発想」というお話をしていきたいと思います。

あなたは、今までの人生で、本気で一生懸命努力をしてきたのに、報われなかった経験がありますか?

私は、何十年もそういった状態を感じていた時期がありました。

たいてい、子供の頃からずっと、「あの人は死ぬ気で努力をしたから成功したんだよ」「あなたも一生懸命がんばっていれば報われるよ」と、そういった言葉を言われるものですよね。

それは正しい答えです。何一つ、言い返すことはできません。

ところが、どうも「正しい答え=幸せ」という方程式が、自分には当てはまらないわけです

それに、周りの人を見ていても、みんな正しい答えを主張しているにも関わらず、笑顔がなかったり、不機嫌だったり、どこか苦しそうだったりしていました。

要は、多くの人が「正しい!」と言って信じて疑わない幸せ論が、実は、ほとんどの人には当てはまっていないということ

ちなみに、斎藤一人さんの教えも小林正観さんの教えも、実際に本を読んでみるとわかりますが、ほとんど同じような内容が書かれています。

実は、そこには「努力をすれば幸せになるからもっと頑張りなさい」とか「努力をすれば必ず神様が後押ししてくれる」といった内容は、一言も書かれていません

それどころか、小林正観さんの本には、「自我の思い」を持って努力をすることは、神様に対する『宣戦布告』をしたことになると書かれているのです

私は最初、この言葉を目にした時に、「え~、そこまでおっしゃるんだ。。」と、正直、驚きました。

この話は、おそらく、普段あなたが考えていることとは真逆の思考なので、焦らずにじっくりと考え方を整理しながら頭に入れないと、少し混乱してしまうかもしれません。

まずは、『努力』に対する間違った定義について理解する必要があります。

努力というのは、「現状が気に入らない!!」と感じている時に、「その現状を変えたい!」という動機で、スタートすることが多いんですね。

しかし、そういった動機で努力をしても、なかなか思うような結果を出すことはできません。

例えば、「今の生活はどうも気に入らない」とか、「今の仕事が何だか気に入らない」という『不平不満の波動』が出ている時は、間違った定義での努力が発動してしまいます

ただ、ここで勘違いされる方もいるかもしれませんが、決して、「向上心」を持つことが悪いことだと言っているわけではありませんよ。

向上心を持って行動し、成長に向かうことは大切なことです。問題は、努力に対する考え方が合っているか、間違っているか

基本的には、夢や目標を設定するところまでは、ほとんどの人が同じ段階にいます。

そこから、一番の肝となる部分が、そこに向かう過程での『動機』

「自分の思い通りにいかない現状を何とかしたい!」と思って目的に向かうか、「自分の思いよりも周囲の人や環境に対してありがとう!」と思って目的に向かうか。

この差が大きな分かれ道となるのです

というのも、誤解を恐れずに言うと、『神様はやる気のない人を後押しする』傾向にあるんですね。

ここで表現している「やる気のない人」というのは、怠惰のことではなく、「自我の思いは持たず、素直に神様におまかせする人」のことを指しています

小林正観さんいわく、この宇宙には、「自我+おまかせ=100」という方程式があり、自我が50の時はおまかせも50。自我が90の時はおまかせが10になります。

だから、自我が0になれば、おまかせが100になり、流れに身を任せながら、面白い人生になっていくんだそうです

つまり、一般的に言われているような「人一倍の努力」や「強く思う努力」よりも、「無理をせず素直に生きる努力」に徹した方が、幸せに生きられるということ。

また、神様は、どんなことに対しても不平不満を言わない人を「えこひいき」するので、肯定的な喜びの言葉を口にしながら生きていると、次々と、えこひいきしてもらえるようになります。

今回のお話に関しては、全く信じられない方も多いでしょう。

もしかしたら、「努力をするから報われない」だなんて、そんな発想は許されない!と、怒りを覚えた方もいるかもしれません。

もし、あなたが今、努力によって幸せな人生を送っているのであれば、そのままで大丈夫です。

ただ、努力をすればするほど、苦しい不幸な人生になっているのであれば、「自我」と「おまかせ」のバランスが極端に崩れている可能性があります

そんな時は、目的を変えるか、同じ目的に向かうにしても「動機」が間違っていないか、今一度、自身の思い方と向き合ってみてください。




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