みなさん、こんにちは!ツイてる坊主です。
本日は、斎藤一人さんから学んだことを参考に、「子どもの気力を奪う毒親モンスター」というお話をしたいと思います。
基本的に、ひとりさんの教えでは、子どもを自由にしてあげること、そして、信じてあげることが一番の教育である!とおっしゃっています。
というのも、「子どものためを思ってこれだけのことをしてきた」とか、「子どもなんだから親の言うことを聞くのは当たり前」というのは、子どものためではなく、親自身のエゴなんですね。
また、人間一人一人には、生まれる前に決めた『シナリオ(定め)』があるので、例えば、不良になる子というのは、どんなに厳しくしつけたとしても、不良になるという定めの中で、人生経験を積むようになっています。
なので、親や先生、周囲の大人にできることは、何があっても信じてるよ!と、子どもを信じてあげること。
そして、なるべく、自由にさせてあげることしかありません。
例えば、落ち着きのない子であっても、説教をしたり、怒鳴ったりして、萎縮させるのではなく、興味のあることを、好きにやらせてあげる。
それが、どんな遊びであっても、その子どもが大人になる頃には、仕事として役に立ったり、思考力につながったりするものです。
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一番よくないのは、運動嫌いな子に、無理やり何かスポーツをやらせて、劣等感を与えたり、勉強嫌いな子に、無理やり勉強をさせて、覇気のない状態にしてしまうことです。
子どもは、本当に好きなことや、やりたいことがあっても、親に心配をかけたくない、喜んでもらいたい、褒められたい、怒られたくない、言ってもわかってもらえないなど。
こういった思いから、嫌なことや苦手なことを我慢して努力するようになります。
しかし、ひとりさんいわく、苦労の先に待っているのは苦労!
我慢の先に待っているのは、恨みだけ!!
人生が 思い通りにいかないと、その原因は親のせいであると、いつの間にか、これまで自分に我慢をさせた存在を強く恨むようになってしまうんです。
さらに、そのはけ口を学校や職場に持ち込み、弱い人間を いじめるようになることもあります。
ただ、世間的には、『親が正論で、子供はわがまま』という固定概念が染みついているので、ほとんどの大人は大人同士でフォローし合うようになりがち。
だから、基本的には、子どもと同じ目線に立って、子どもの価値観を認め、子どもの味方につく大人というのは、よほど魂が成熟した人でない限り難しいでしょう。
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よく、親は自分が若い頃に果たせなかった夢を子どもに叶えさせようとしたり、自分が感じた劣等感を子どもに植え付けさせ、自分の過去と同じような苦労を乗り越えさせようとしますよね。
でも、これって明らかにおかしんです。なぜなら、血のつながりはあっても、魂は別々なので、生まれる前に決めてきた「人生のシナリオ」は一人一人異なるからです。
その証拠に、どれだけ優秀なスポーツ選手の下で生まれた子どもであっても、その道に何の興味も示さないこともありますし、一生懸命やってもプロの世界にすら入れないケースもあります。
このことに気付かず、勉強ができないとダメ、運動ができないとダメ、結婚ができないとダメ・・・といった形で、次から次へと、親の目線でダメの壁を子どもに与えてしまう。
それに対して、子どもにとって親は絶対的な存在なので、そうした親の期待に応える生き方こそが全て!と思い込んでしまうんですね。
でも、実際は、自分の魂だけが知っている本心・本音の道とは違う、親が提示した苦しい道を歩んでいるわけですから、感覚としては毎日苦しみを感じてしまいます。
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そして、その苦しみを我慢すると、ひとりさんいわく「我慢からは憎しみしか生まれない」とのこと。
とはいえ、親には今まで食べさせてもらい、学校にも行かせてもらってきたわけですから、逆らうことは許されない。仮に、反発したところで、また大人同士の話し合いが始まるだけ。。。
そうやって、どんどんどんどん、子どもの心には大きな溝ができ、いつの間にか、「慢性的に気力が湧かない、他人に無関心、愚痴や悪口などの悪習慣」が身についてしまうのです。
それでも、真面目で優しい子どもほど、自分の心を常に犠牲にし、無理をしてでも親に元気な姿を見せ、親が喜ぶ選択肢を選び続けます。
その子どもの窮屈な心に、親は気付くことがあるでしょうか?
中には、家族だから、親子だから、血のつながりがあるから、そういった依存・執着にとらわれ、子どもが巣立って自立した後も、子離れできずに「どれだけ尽くしてきたから、わかっているのか?」「いつになったら結婚するんだ?」と、最後の最後まで、子どもにしがみつく人もいるようです。
いい加減、自分自身の未熟さに気付くべきだと感じます。せめて、一人さんの教えを学んでいる人だけでも、『子どもを自由にし、信じてあげる』。この2つを大切にしていきましょう。
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最後に、子ども自身が毒親に対して、どう考えたらいいのか。
どんなに口うるさい親であっても、雨風しのげる家に 住ませてくれた。ご飯を作ってくれた。温かい布団で寝させてくれた。
このように、一つ一つの小さな幸せに焦点を当て、認めるところは認める。そして、感謝の気持ちを忘れないようにしましょう。
また、親も一人の人間なので、まだ魂が未熟な人だったのかもしれない。
でも、生まれてきた以上はこっちのもの。
いつまでも 親を不幸の原因とせず、自分自身が今、この瞬間から、幸せの道に向かっていけるように、できることから、無理せず、一歩ずつ、足を踏み出していきましょう。