何か困ったことがあると、人はすぐに現実を否定してしまう。
このままではダメだ。何とかしないと。もっと悪い状況になるかもしれない。
でも、実は、人間に困ったことは起こらない。
困っているのではなく、学んでいるんだ。
自分の心と向き合わないと、気づくことができない学びがあるんだよ。
それでも、「そんなことはない。本当に困っているんだ」と、ただただ苦しみ続ける人もいる。
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きっとその人は、困った時だけ、神を信じ、祈りを捧げるのだろう。
そして、問題が解決した途端に、神を信じる心を忘れ、自分にしか関心がなくなるのだ。
困っている人が学べること。それは、幸せの道からそれた部分を軌道修正すること。
よく、「あの出来事があったから今がある」と過去を振り返る人がいるけど、この言葉こそが学んだことを意味している。
だから、困ったことが起きたとしても、大丈夫。なんとかなるから。
例えば、お金に困っている人をすぐに助けてあげれば、その人は一時的に救われたような気持ちになるだろう。
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ところが、何も学ばずに形だけ解決をしても、神はその人が学びと向き合うまで、同じ問題を出し続けるんだ。
「考え方を変えなさい」「やり方が間違っているよ」「その方向に進んだら危ないよ」と、常にメッセージを与えてくれている。
あなたは、今、何か困っていることがあるだろうか。ピンチはチャンスという言葉があるように、本当にピンチはチャンスにつながっている。
ただ、人によって学ぶべきことは異なるので、他人と比較する必要はない。
自分から素直に人の力をかりる勇気が必要な人もいれば、心から叶えたい夢に向かって行動する覚悟が必要な人もいる。
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学ぶことが何にせよ、あなたが、今困っていることは、必ず学びに変わる。いや、すでに変わっているから大丈夫。
「苦しいなぁ」とか「寂しいなぁ」「大変だなぁ」って感じること自体が、すでに学びだから、何の問題もないよ。
あなたの魂はスムーズに成長している。きっと、その経験によって、あなたの心は愛に満ち、もっともっと人に優しくなれるから。
一日一歩。昨日の自分よりも、ちょっとだけましになればいい。
転んだらまた立ち上がるだけ。生き抜いているだけで立派だよ。