現実離れした一生忘れられないような感動【斎藤一人】

こんばんは、ツイてる坊主です。

本日は、斎藤一人さんの「演出とは感動である」というお話について、解説いたします。

なぜ、日本の不況がこれだけ長く続いてしまうのか。何十年も景気がよくならない要因の一つとして、ひとりさんは、「お客さんに感動を与えることができていない」という点を指摘しています

これはどういうことかというと、例えば、斎藤一人さんが創業した銀座まるかんでは定期的に『パーティー』を行っていますが、これを周りからみると、お金持ち集団がただただ騒いで楽しんでいるだけ!と思うかもしれません。

ところが、実は、そのパーティーを開催することによって、様々な「消費」が生まれていることに気付いていますでしょうか

中には、県外から来る人もいるわけですが、パーティーに行くなら「洋服」を買い、当然ながら往復の「電車賃」も必要、さらに宿泊するなら「ホテル」の予約をとる等、たった一つの「感動」を与えるだけで経済の循環が発生するのです。

そもそも、感動を与えないでお金だけ回そうというのは、ものすごく難しいこと。それよりも、いかに感動を与えて楽しんでもらえるか、そこに目を向けたサービスを考えなければなりません。

しかし、日本で商売をしている多くの商人は「楽しみ」を提供するどころか、「値下げ」による利益ばかりを優先してしまいます

要は、値下げによる感動しか与えることができていないんですね。

もちろん、営利活動を行う上で利益を追求することは間違いではないでしょう。ただ、それだけでは事業を維持することさえ難しい時代。

一時的に新規顧客をつかんだとしてもリピーターが増えなければ、徐々に売り上げは減っていくことになります。

そこで、ひとりさんが人に感動を与える上で推奨している手法が「ディズニーランド」です。ディズニーランドの運営を見ていると、そこから学べることや参考にすべき点がたくさんあるんですね

というのも、単なる遊園地というだけでなく、夢の国として様々な「細かい演出による感動」を提供し続けているのです。

例えば、ディズニーランドに行った時、電柱があったり、虫やカラスがいたり、トラックが走っていたりしたら、あなたはどう感じますか?気持ちが現実に戻されてしまいますよね。

そういった細かいところに目を向けて、物資を運ぶための地下通路を作ったり、蚊が卵を産んでも繁殖しにくい環境を構築したり、さらに清掃員でさえ、コミカルなキャラクターと効果音を駆使した「パフォーマンス」を行うこともあります。

だから、「ジェットコースターだけならうちの方が世界一だ!」とか、「ハンバーガーの味ならマックよりも上だ!」といった主張をする人もいますが、ほとんどのお店ではディズニーランドのような感動を与えることができていません

なぜなら、商売で最も大事にすべきことが「人の心を動かす演出である!!」ということがわかっていても、その演出によって、お客さんが『一生忘れられないような感動』を感じることができなければ、結局は単なる自己満足で終わってしまうからです

つまり、他社と比較して「どこが上回っているか」ではなく、「どれだけお客さんを楽しませることができるか」に意識が向いていなければ、売り上げを伸ばし続けることは難しいということ。

そのためには、本当に小さなことや細かいことに目を向けて、これでもか!というくらい改良を積み重ね、微差を追求していく必要があります。

例えば、笑顔の研究、店員の服装、照明や音声、お店の雰囲気、声の出し方など、知恵を出すだけで改善できる点が、実はいくつもあるんです。そこに対して本気になれるかどうか。

他社と競合して値下げを繰り返していても、「値下げの感動」だけではすぐに飽きられてしまいますし、あまり価値を感じなくなります。それに、もっと安売りをしているお店が出てきたら、自分のお店がつぶれてしまうリスクだって出てくるんです

そうやって負の連鎖を続けるのではなく、ディズニーランドの考え方を参考に「いかにお客さんに喜んでもらうか」。そのための演出を考え続けなければなりません。そこが商売の原点です。