子どもへの「本当の愛」とは自由を与えること【斎藤一人】


この音声の文字起こしはこちら!!

こんにちは、ツイてる坊主です。

今日の動画音声は「子供に対する本当の愛」に関するお話です。

子を持つ親、子供を愛する親は、一生懸命子供のことを考えて愛していると思います。

「おまえのために言っている」「おまえのために頑張ってる」、みんな正しい考え方です。

ただ、家族であっても親子であっても、魂の成長段階はそれぞれ異なるため、子供の方が成熟した魂で、親の方が未熟な魂ということもあります。

その時に、子供が求めているのは「うまくいく人生」「失敗をしない人生」ではなく、『とにかく様々な経験を積む人生』を望んでいるのです。

だから、親が本当に子供のことを愛しているのであれば、子供にはなるべく経験をさせてあげることが大事。もちろん良いこと悪いことを教えることも大事ですけどね。

例えば、子供が「~をやってみたい!」と言った時、親が1から10まで答えを教えた上でチャレンジさせようとすると、子供はその経験を積む意欲を失うだけでなく、何でも行動する前に頭で理解するようになります。

それはこの社会であらゆるリスクを回避するプラスの面もありますが、学校でも社会でも、自分が実際に転んだことがあってはじめて、その痛みを知っているからこそ、人に対して優しさを与えられることもありますよね。

学校でいじめをする子は、人の足を踏んでる時は全く痛くありません。でも、人に足を踏まれたら痛いということがわかります。

「自分が今こういう行動をとったら、相手はどんな気持ちになる、だからその行動は良いのか悪いのか」、そういったことは、親が言葉で正しく教えるというよりも、何らかの体験をしないと腑に落ちないもの。

例えば、部活でもアスリートでも、勝ち続けている時は気分が良いですし、平気で負けた相手が傷つくような言葉や態度をとってしまうこともあるでしょう。

しかし、負けが続いて勝てないという経験をした時に、はじめて相手を尊重する気持ちが生まれたり、これまでの練習方法を改良してもっと成長することを考えるかもしれません。

こういった本当の愛情は親子関係だけでなく、社会全体の風潮にもいえることなのではないでしょうか。

新しいことにチャレンジしようと頑張ってる人、ちょっと違うこと変わったことをしている人、そういった人が出てくると、すぐに叩いて「こっちの方が正しい道だよ!」と言うことが多いですよね。

もしかしたら本当にその人のためを想っての主張かもしれませんが、実はそれが「自己愛」ということもあります。

なぜなら、絶対にこの人を幸せにしたい!と思っても、その人が幸せと感じるかどうかはその人次第だからです。

ですので、基本的に、人が人を正しく裁くことはできませんし、強制的に幸せにすることもできないという、このような考え方もほんの少しでも取り入れて頂ければと思います。




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