富裕層を相手にビジネスのプロとして覚悟を持つ【斎藤一人】

こんばんは、ツイてる坊主です。

今日の斎藤一人さんの教えは、「お金持ちの思考」に関するお話です。

ひとりさんは納税日本一という実績を持つほど、お金儲けに関しては一流のプロ。

自分の会社が利益を出し続けることはもちろんのこと、どのような仕組みで世の中の経済が循環していくのか、そういったことまで考えています。

たまに「今の商人はだらしない」とおっしゃっていますが、その理由は、多くのお店が、商品の安売りを競って、一般庶民だけを相手に価格競争を繰り返しているからです

もちろん、お客さん側の視点としては、お店に行って値引きをされていたらお得ですし、嬉しいと感じるでしょう。

消費税も上がったわけですし、1円でも2円でも安いスーパーで食材を買い、少しでも家計を楽にしたいという主婦の方の気持ちもわかります。

しかし、商売をする側としては「利益」を出さなければなりません。その時に、一般の層を相手に安い物を売るのか、富裕層のお金持ちを相手に高い物を売るのかで、大きな差が出るのです。

また、そもそも価格競争に負けて潰れるお店が増えてしまったら、結局のところ、国に税金を納める額も減るわけですから、今よりもさらに消費税の負担が大きくなるなど、そういった悪循環に陥ってしまうんですね。

だから、お店の運営を維持するためにも、経済の循環をよくするためにも、「一時的な利益のために安売りばかりを続けてはならない!」というのが、ひとりさんの考え方になります。

「でも、本当にお金持ちの人を相手に商売することは可能なの?」という疑問を持つ方も多いと思いますが、お金持ちの人というのは、お金持ちになる道ができているんですね

例えば、親から莫大な遺産を受け取った人もいれば、起業家・投資家で億万長者になった人、マンションや駐車場を何軒も所有していて不労所得を持つ人など、そういった富裕層で、毎日「何にお金を使おうかな♪」と、お金の使い道を考えている人が、意外とたくさんいるわけです。

肌につやを出したい人、顔のシワを伸ばしたい人、ダイエットしたい人など、お金に余裕があると、自分が抱えている「悩みを解決するためなら何万円でも出したい!」と思うもの。

そこで、これから商人に求められることは、富裕層の人が欲しくなるような商品を開発して、販売することです。

つまり、一般の人に安売りをして、お金の道ができていないところから無理にとるのではなく、すでにお金の道ができている裕福な人に高い商品を売って、利益を循環させなければならないのです。

「これって本当に現実的な話ですか?」と思うかもしれませんが、お金のない人は嫌々お金を出して1円でも安い商品を買いますが、お金を持つ人からすると、値段が高くてもいい商品なら喜んでお金を出します。

となると、お客さんに喜ばれて〇、商人も利益が上がるので〇、国も税収が増えて〇ということで、日本の景気が回復し、経済の循環がよくなっていくんですね。

それでもあなたは、「いやいや、生活が苦しいのに値上げなんて考えられない!」と感じるかもしれません。

ただ、このままではなかなか景気が良くならないので、消費税にとどまらず様々な税金の負担が重くなり、結局は生活が圧迫されてしまうことになるのです。

ひとりさんは商人ですので、少し一般的な感覚とは異なる面もあるかもしれませんが、世の中全体に視野を向けると、今までとは少し違った見方ができるのではないでしょうか。




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